【保存版】基本が大切!ChatGPTで使える超基本のプロンプトテクニック7選!
こんにちは!AIキャンプ®の中村です。今回はChatGPTやGeminiなどの生成AIで使える超基本のプロンプトテクニック7選を紹介します!初めてChatGPTを触る入門者の方から、少し慣れてきた初級者の方に向けて、とにかく「これだけは押さえておきたい!」という重要な基礎をお伝えします。プロンプトの中には、「背景文脈(コンテキスト)」など、少し馴染みのない概念もあります。中級者でもヌケモレがちなこのようなポイントをしっかりと押さえておくと、さらにChatGPTなどの生成AIを使いこなせるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
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こんにちは、AIキャンプの中村です。今回のテーマはこちら、「基本が大切!ChatGPTで使える超基本のプロンプトテクニック7選」、このテーマでお届けします。今回は、ChatGPTなどの生成AIに入力する指示文、プロンプトの超基本テクニック7つを紹介します。こちらはChatGPTの画面ですが、「オムライスの作り方を教えて」という一文がプロンプトと呼ばれるものです。最近では、ChatGPTに限らず、コパイロットやGemini、Claudeなど、様々な便利な対話型AIが次々に登場しています。これらをうまく使うことで生産性が大幅に向上しますが、一方で、入力するプロンプトが良くないと、期待通りの結果が得られないことがあります。これに関連する言葉に「GIGO(Garbage In, Garbage Out)」という表現があります。つまり、与えるデータが悪ければ、出てくる結果も悪くなりがちです。だからこそ、AIを活用する上で、良い指示を与えることが重要になります。そこで今回は、入門から初心者向けに、これだけは押さえておきたいプロンプトの7つのテクニックを紹介します。特に初心者には馴染みがない「ロール(役割)」という概念や、「コンテキスト」という言葉の意味も解説していきたいと思います。特にコンテキストなどは中級レベルの方でも理解できている人は少ないかと思いますので、知っておくとかなり差がつくのではないかと思っています。動画の最後では、AI活用の本質となるプロンプトの心構えも紹介しますので、ぜひ最後までご覧いただき、AI活用力を上げていただきたいと思います。このチャンネルでは、ChatGPTや生成AIに関する役立つ情報をお届けしていますので、よければチャンネル登録もお願いします。それではテクニックの1つ目、具体的な指示です。ChatGPTで生成AIを使いこなす上で最も重要なテクニックはこれです。例えば「日本の歴史を教えて」とChatGPTに聞いてみるとしましょう。この「日本の歴史を教えて」という質問は非常に抽象的です。皆さんも友達にこんなことを言われたら、何を話せばいいのか迷うと思います。なので、このような抽象的な言葉ではなく、もう少し明確な指示を与えていきましょう。例えば「江戸時代の代表的な政策を3つ挙げて」と言うと、先ほどよりもはるかに具体的な質問になります。そうすると、鎖国や五人組制度といった代表的な政策を答えてくれます。このように、AIには抽象的ではなく、できるだけ具体的な指示を出すことを心がけてください。いろいろなテクニックがありますが、なんだかんだこれが一番重要だと私は考えています。それでは2つ目と3つ目は、ChatGPTの面白い機能になりますが、まず「表現の指定」というものをやっていきましょう。例えば「市役所で働く魅力を説明して」というプロンプトに対して、「子供向けに説明して」という表現の指定を加えてみます。そうすると、「たくさんの人にありがとうと言ってもらえることが多いよ」という、まるで子供に向けて話しているかのような表現になります。このような表現の指定や、出力形式の変更も可能です。例えば「牛肉と鶏肉の栄養素の違いを表にして」と言うと、テーブル形式で出力されます。さらに、「家計簿のダミーデータをExcel形式で作成して」と言えば、ChatGPTが裏でPythonを使ってExcel形式のファイルを出力してくれます。実際にダウンロードしてみると、家計簿の適当なダミーデータができています。また、ChatGPTには「DALL·E 3」という画像生成機能も搭載されています。例えば「犬が歩く画像を描いて」と指示すると、画像を生成してくれます。このように、出力形式や表現を指定することで、ChatGPTの回答は非常に多様になります。次に3つ目、「役割の指定」です。これは「ロールプロンプト」とも呼ばれるもので、ChatGPTに特定の役割を持たせることができます。私たちはこれを「召喚術」と呼んでいます。例えば「あなたは10歳の男の子です。酸とアルカリについて説明して」と質問すると、「酸っぱい味がするんだよ」といった、小学生のような口調で回答してくれます。これを変えて、「あなたは科学の研究者です」と言えば、「酸は一般的に水中で水素イオン(H+)を放出する物質です」といった、専門的な説明に変わります。また、「あなたのミッションは私を励ますことです」といった役割を与えることもできます。例えば「最近、仕事がうまくいっていないんだ」と相談すると、「それは大変だね。でも前向きに進もうとしているあなたは素晴らしいよ」と、非常に優しく励ましてくれます。このように、役割を指定することで、ChatGPTの使い方がとても広がります。次に4つ目、「例を与える」です。これは「Few-shotプロンプト」と呼ばれる手法です。まず、普通のプロンプトとして「AIセミナーのキャッチコピーを3つ挙げて」と入力してみます。すると、「未来を開くAIの力を今ここで」といった、やや抽象的なキャッチコピーが出てきます。ここに見本となる例を1つ与えてみます。「たった3ヶ月でAIのプロに!あなたのキャリアを加速させる実践的AI講座」といった具体的な例を見本として与えます。すると、先ほどよりも具体性が増し、質の高いキャッチコピーが生成されます。このように、回答の例を与えることで、ChatGPTの回答の質を大きく向上させることができます。次に5つ目、「会話のキャッチボール」です。ChatGPTとの対話は、まるで友人や同僚との会話のように進めることができます。例えば、「高校で有機化学の実験をしたいんだけど、何か良い案はないかな」と質問すると、「エステル化反応」や「アスピリンの合成」といった実験が提案されます。これに対して「もっと身近でインパクトがあるものがいいな」と言うと、「スライム作り」や「赤キャベツの色変化実験」といった、よりインパクトのある提案が返ってきます。このように、会話のやり取りを通じて、より良い回答を引き出すことができます。次に6つ目、「背景文脈(コンテキスト)」です。ChatGPTは会話の流れを理解し、前の会話の内容を踏まえた回答をしてくれます。例えば、「日本で人気のペットは?」と聞くと、「猫です」と回答します。この状態で「その動物について教えて」と続けると、ChatGPTは「猫は~」と、前の会話を踏まえて回答してくれます。これが「コンテキスト」という概念です。コンテキストを利用することで、よりスムーズで精度の高い対話が可能になります。最後に7つ目、「情報の追加」です。これは「インフォメーション・リトリーバル・プロンプト」と呼ばれる手法で、ChatGPTに情報を追加で与えて回答をより正確にする方法です。例えば「AIセミナーのキャッチコピーを考えて」と入力する際に、「メリットを訴求する」「タイトルに数字を入れる」といった条件を付け加えることで、より具体的で効果的な回答が得られます。また、ファイルを添付して、その情報を元に文章を作成させることも可能です。例えば、文化庁からの公用文書のルールを元に文章を構成させるような使い方もできます。AIキャンプでは、AI秘書の「蒼井さん」を活用しており、例えば「中村俊也さんのことを紹介して」と指示すると、私のキャリアや活動内容を詳しく紹介してくれます。このように、ChatGPTを使いこなすためには、モデルが持つ知識に頼るだけでなく、必要な情報を自分で積極的に与えて使うことが非常に重要です。今回紹介した7つの基本テクニックをしっかりと活用し、ぜひChatGPTを使いこなしていただければと思います。最後に、プロンプトを学ぶ際に大切なことは、ネットでテクニックだけを学ぶのではなく、自分の業務や目的にどう活かすかを考えることです。いくらテクニックを学んでも、業務に活かせなければ意味がありません。ですので、ChatGPTの活用力を磨くと同時に、業務の理解度や改善点を見つけることが必要です。AIキャンプでは、AI研修も行っていますので、興味があればぜひご連絡ください。それでは今回は、「基本が大切!ChatGPTで使える超基本のプロンプトテクニック7選」というテーマでお届けしました。ありがとうございました。