【一度は触ろう!】最強の天才AIモデル「OpenAI-o1」の活用事例6選!

こんにちは!AIキャンプ®の中村です。今回は、ChatGPTで使える最強の天才AIモデル「OpenAI-o1」の活用事例6選を紹介します。
このAIモデルは、現時点で最強レベルの推論能力を備えており、AIの未来を感じることができるツールになっています。ぜひ一度は自分の手で触って欲しいと思い、この動画を公開しました。
▼目次
0:00 はじめに
1:18 OpenAI-o1とは?
4:36 OpenAI-o1活用事例6選
5:12 OpenAI-o1活用例①フェルミ推定
9:22 OpenAI-o1活用例②難解な論理問題を解く
13:28 OpenAI-o1活用例③東大の数学入試問題を解く
14:09 OpenAI-o1活用例④スネークゲームを作る
15:28 OpenAI-o1活用例⑤100倍詳しく解説する
17:19 OpenAI-o1活用例⑥物理現象を推論する(世界モデル)
19:00 まとめ
▼文字起こし
こんにちは、AIキャンプの中村です。今回のテーマは「天才すぎる最強AIモデルOpenAI-O1の活用事例6選」をご紹介します。今回は、ChatGPTで使える新しいAIモデル「OpenAI-O1」について解説します。このモデルは、あるテストでIQ120を記録し、現時点で私たちが触れることのできる最強の天才AIモデルです。図を見ていただくと分かるように、OpenAI-O1は、これまでのChatGPTやClaude、Geminiといったモデルを大きく引き離して、圧倒的なIQを示しています。IQ120というのは、人類の上位10%程度の推論能力を持つとされており、簡単に言うと非常に優れた天才モデルです。このOpenAI-O1はリリースから1か月ほど経過していますが、まだ触ったことがないという方も多いかもしれません。この天才AIモデルは、一度は体験していただきたいので、ぜひ試してみてください。このチャンネルでは、ChatGPTや生成AIに関する役立つ情報をお届けしていますので、チャンネル登録もぜひお願いします。まずは「OpenAI-O1モデルとは何か」について簡単に復習します。このモデルは、数学、科学、プログラミングといった分野で高度な推論能力を発揮するAIです。2024年9月に登場し、現在は有料版ChatGPT Plusユーザーなどが利用可能です。科学分野での能力は博士課程レベルとされ、非常に賢いのが特徴です。また、国際数学オリンピックで正答率83%を達成するなど、数学の能力も非常に高いです。ただ、文章作成や構成といったビジネス用途のタスクでは、むしろ通常のGPT-4の方が性能が良いようです。また、O1モデルは素早く回答するというよりも、じっくり時間をかけて回答する特性があります。さらに、ChatGPTでよく使われる「チェイン・オブ・ソート」という段階的推論のプロンプトも、O1では初めから実行するようになっているので、複雑なプロンプトを打つ必要がありません。現時点で利用可能なのは、O1のプレビューモデルとO1ミニモデルの2種類です。O1は高度な問題解決や科学・数学などが得意で、O1ミニは高速で回答ができるモデルです。本格的なO1はまだ一般公開されていませんが、登場すれば大きな話題になるでしょう。さて、OpenAI-O1の性能について、私が使ってみた感想は「オーバースペック」。性能が高すぎて、一般的な用途にはやや使いにくいと感じました。科学者やアナリストなど、高度な推論が必要な場合には有効ですが、一般的なビジネス用途には不要かもしれません。しかし、だからといって「使わなくて良い」というわけではありません。この超天才AIモデルの推論能力を一度体験してみると、今後のAIの進化をより深く考察できるようになると思います。もしかすると、将来的にはIQ150やIQ200を超えるようなスーパー天才AIが誕生するかもしれません。ここから、OpenAI-O1の活用事例6選を紹介します。O1が特に効果を発揮する活用事例を厳選して、6つご紹介します。1つ目は「フェルミ推定」です。フェルミ推定とは、限られた情報からおおよその数値を推測する手法で、コンサルタントやアナリストが素早く見積もりを出す際に使用されます。例えば、「世界中の人々が1年間に出すゴミの総量はどれくらいですか?」といった質問にもフェルミ推定で答えを出すことができます。ChatGPTでも可能ですが、O1では推論の精度が非常に高く、この手法に非常に向いています。2つ目は「中学入試レベルの複雑な論理問題を解く」です。複雑な論理問題に対する推論能力が高く、問題の内容を深く理解して解答を導き出せます。3つ目は「東大の数学入試問題を解く」です。例えば令和6年の難問にも、O1は解答を出せる実力を持っています。数学オリンピック級の問題を解ける点も驚異的です。4つ目は「ゲームを作る」ことです。スネークゲームの実装をお願いすると、HTMLやJavaScriptで簡単にコードを生成してくれます。プログラミング初心者でもゲームを作れるのは非常に有用です。5つ目は「専門家として100倍詳しく解説する」です。例えば「夕日が赤く見える理由」を100倍詳しく解説してほしいとリクエストすると、非常に深い考察を提供してくれます。通常のChatGPTよりも遥かに詳細な説明が可能です。6つ目は「物理現象を推論する」、いわゆる「世界モデル」の理解です。例えば「5cmの綿の上に8cmのレンガを置くと高さは何cmになるか?」という問題では、GPT-4では単純に5+8=13と計算してしまいますが、O1は綿が潰れることを推論し、正確な答えを導き出せます。これは、テキストだけで学習したモデルでは難しい推論です。以上、6つの活用法をご紹介しました。OpenAI-O1の推論力のすごさが感じられるかと思います。フェルミ推定や難関大学の問題など、普通では解けないような問題にも挑戦し、驚くべき結果を出しています。この「思考の深さ」は人間を超えていると言っても過言ではありません。このAIモデルが今後さらに進化していくのが楽しみですし、プレビューモードではなく本格的なO1もどんどん触ってみたいですね。今回、天才AIモデルの凄さについてご紹介しました。ぜひ皆さんも、このAIの素晴らしさを感じていただければ幸いです。以上、ありがとうございました。
この記事を書いている人
AIキャンプ®代表
株式会社ラーニングライト代表取締役
中村俊也(なかむらとしや)

AIのコンサルタントとして活動し、生成AI・ChatGPTに関する講演・研修・導入支援などを手掛ける。2023年から、ご依頼230団体、受講者30,000名様を突破し、静岡県No.1の開催実績を達成。公的機関、金融機関、教育機関、大企業から個人に至るまで、AIの活用を幅広くサポート。元教師で分かりやすく、力になる講座設計が強みで、4年で講演回数は475本を突破。静岡県優秀技能者。登録者7,000名を超えるYouTube「AIキャンプ」も運営中。現在は全国から依頼が殺到し、AIのリテラシー向上に努めている。