【2025年】注目の激アツ生成AIトレンド7選(ChatGPT、Gemini、OpenAI-o1、AIエージェント等)【OpenAI動画Soraと解説】
こんにちは!AIキャンプ®の中村です。今回は「【2025年】注目の激アツ生成AIトレンド7選」について紹介します。2025年もAIは激しく進化しそうですね!今年もよろしくお願いします。
※背景にはOpenAI動画生成AI「Sora」を使用しています。
▼文字起こし
こんにちは、AIキャンプの中村です。新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。今回は新年1発目ということで、2025年注目の激熱生成AIトレンド7選をお届けしたいと思います。2025年はおそらく生成AIがますます盛り上がりを見せると思いますので、この動画を見ていただき、ぜひ活用の一歩を踏み出していただければと思います。本題に入る前に新年のご挨拶を少しだけさせてください。昨年は生成AIの講演や研修、そしてご相談など、本当にたくさんのお問い合わせありがとうございました。2024年の1年間で私たちのチームは合計137件登壇させていただき、本当に忙しくて楽しい日々を過ごさせていただきました。そして私、中村は本日1月1日が開業してちょうど5年目となります。この4年で講演や研修での登壇回数は475回、受講者は約3万8617人です。AIに関する役立つ情報をできるだけ独自の視点と考察を踏まえて皆様にお届けしていきますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。それでは、今日の本題、2025年注目の激熱生成AIトレンド7選をお届けします。ぜひ最後までご覧ください。はい、それでは2025年に注目すべき激熱生成AIトレンド7選について紹介させていただきます。今回せっかくなのでAIが生成した動画を背景に流しながら説明させていただきます。まず1つ目はAI性能の加速的向上です。GPT-3.5からGPT-4、GPT-4.5、Pro、Claude 3.5、Sonnet、OpenAIのO1、そしてO1 ProへとAIの性能はこの2年間で本当に向上してきたと思います。現時点ではOpenAIのO1 ProはIQ133、人類の上位1.6%程度のレベルに達していると評価されていますが、このAIの性能がどんどん加速して、社会に溶け込んでいくのかなと思います。特にGPT-4あたりからは実務でも全然使えるレベルになってきたと思いますが、おそらく2025年から数年間でプロの性能を超えていくのではないかと予想しています。AI性能が加速的に向上することは本当に重要なことだと思います。次に重要トレンド2つ目はAIとデータ活用です。最近はChatGPTやGeminiなどのAIを使うだけでなく、そこにデータを与えて使おうという流れが本当に加速しています。特に注目の技術がRetrieval-Augmented Generation、いわゆる検索拡張機能ですが、これが生成AIにデータを与えながら使う代表的な手法になります。最近AIの展示会などに行くと「Retrieval」という言葉が本当に乱立するほど、大きなトレンドになっているんです。2025年もますます加速していくと思います。今までビッグデータやDXのように社内のデータを有効活用しようという話はかなりあったと思いますが、それが生成AIと組み合わさることで、本当に威力を発揮することが分かってきました。社内外の膨大な情報資源をどのように管理・活用するのか、これをナレッジマネジメントと言いますが、この分野が改めて注目されるのではないかと思います。私も最近「Proud Note」というものを使い始めて、音声で記録できることを行っています。こうやってデータがどんどん蓄積されると、自分のセカンドブレインのようなものが出てきます。このデータが溜まっていくと、例えば私個人の分身AIやAIクローンが普及していきますし、企業では経営者や優秀な方のノウハウをしっかりとデータとして整備し活用することができ、退職してもそのノウハウが失われない、あるいは新入社員にもトップ営業マンのノウハウを共有できるといった様々な効果が出てくるのではないかと思います。この点に関しては小規模事業者から大企業まで本当に進むと思いますが、大企業はデータがたくさんあるものの、やはりセキュリティの問題で難しいことが多いです。そのため、小規模事業者や個人フリーランスにも非常に大きなビジネスチャンスがあるのではないかと考えています。ということで2つ目はAIとデータ活用でした。重要トレンド3つ目はカスタムAIとAIエージェント時代の到来です。最近はChatGPTをカスタマイズできる「Custom GPT」やオリジナルのワークフローを作れる「DFY」というシステムがすごく盛り上がっています。こちらの画面に映っているのが私たちのAI社員、蒼井さんです。これはChatGPTでカスタマイズしたオリジナルのAIで、YouTubeの動画作成をサポートしてくれます。次のYouTubeのネタを5個上げてくださいと言うと、AIキャンプらしいものにしてほしいと伝えることで、普段発信している内容を元にアイデアを出してくれます。このようなカスタムAIが普及してくると思います。ちなみにこちらが「Dify」というツールで、オリジナルのカスタムAIを作ることができます。ChatGPTの上位互換だと思ってください。このようなツールがどんどん流行ってくると思います。そしてもう1つ流行るのがAIエージェントという言葉です。来年はおそらくAIエージェント元年と言われる時代になるのではないかと思います。ChatGPTが指示を出すと動く受け身のAIであるのに対して、AIエージェントはある程度自立的に行動してくれるものになります。正確な定義はありませんが、自動運転と同じでレベル1からレベル5まであり、少しだけ自動化できるものから、かなり自動化できて本当に自分で考えているのではないかと錯覚を覚えるようなエージェントまでが誕生していくと思います。次回の動画で紹介させていただきますが、現状最も有用なAIエージェントは「James Park Autopilot Agent」というもので、これは自律的にリサーチを実行してくれるものです。143個のウェブサイトを検索し、ファクトチェックを行ってくれるなど、804分起動しているような感じのAIエージェントがこれからどんどん普及していくのではないかと考えています。カスタムAIとAIエージェントにはぜひ注目していただきたいと思います。重要トレンド4つ目はマルチモーダル化です。マルチモーダルAIは文章だけではなく、音声や画像、あるいは身体の部分も含めて、様々なものを認識したり生成できるAIです。AIは文章だけを扱う単なるチャットボットではなく、見る、聞く、話すなどの能力を備えて、本当に人間に近くなってくると思います。ChatGPTやGoogleのGeminiには画像認識や音声対話機能が標準で搭載されており、最近は画面を見ながら会話できる技術も可能になってきています。こちらの女性が歩いている映像を見ていただくと、メガネが認識され、AIに情報が届いて、イヤホンで音声に変換され、「次は右に曲がりましょう」とか「目の前にある物体はこういうものですよ」と教えてくれるようなマルチモーダルAIが実現しています。まさにこの女性のメガネやイヤホンに搭載されているAIは、既に起きているマルチモーダルAIの1つの姿だと思いますので、皆さんも楽しみにしていただきたいと思います。AIのマルチモーダル化、これが4つ目です。重要トレンド5つ目はあらゆるツールへのAI統合が進むと思います。GoogleやMicrosoft、Appleなどの製品を始めとして、様々なソフトウェアやパソコン、iPhone、スマホなどのプラットフォームや業務ツールにAIが組み込まれていくと思います。1つ事例も紹介します。こちらはGmail、Googleのメールです。サンプルのメールを用意しており、右上にGeminiのAIボタンがあります。これをポチッと押すと、メールを要約することができます。予約が完了しましたので、左側でGmailを操作しながら右側でAIを動かす、こうした形でAIがGmailというソフトウェアに当たり前に組み込まれています。今まではAIを使う時はChatGPTを開こう、GoogleのGeminiを開こうといったように意図的に使わなければならなかったのですが、これからは日常の業務の中に当たり前のようにAIが組み込まれていくのではないかと思います。こうしたものを使うことで作業効率や品質が本当に上がっていき、業務のプロセスやビジネスモデルそのものが大きく変わっていくのではないかと期待されます。あらゆるツールへのAI統合でした。ここまで5つお話してきましたが、残りの2つは少し厳しい視点もありますので、紹介させていただきたいと思います。重要トレンド6つ目はAIユーザー人口の爆発的増加です。これが非常に重要です。今後、ChatGPTなどの高性能な生成AIがより手軽に安く早く、どこでも利用できるようになると思います。2023年や2024年には、ChatGPTやGoogleのGeminiを本格的に使っている人は一部だったと思いますが、性能が上がって生活に溶け込んでくると、「これを使ってみよう」と思う人が増えてくるでしょう。最近は無料で使える高性能ツールもどんどん出てきていますので、AIを使わずに生きることは考えられない世界になってくると思います。これからは様々なソフトウェアやパソコン、スマートフォン、ウェアラブルデバイスなどがAIを標準搭載することで、ユーザーが一気に拡大していくのではないかと思います。そうすると、誰もが「これってAIでやればいいよね」と思う価値観がどんどん社会の常識になっていくのではないかと思います。例えるならスマートフォンと同じで、最初はスマホを持たない、ガラケーで良かったという人も、今ではどんどんスマートフォンに移行しています。AIも全く同じで、簡単に使えるので爆発的にユーザー人口が増えていくと思います。まだ触っていない方は、ぜひ積極的に触っていただきたいと思います。そして最後の1つですが、少し厳しいしいコメントになります。重要トレンド最後の7つ目は当たり前のレベルが上がるということです。今日の話の中で、これが私が最も言いたいことになります。ChatGPTなどのAIが作る文章能力やアイデア出しの能力、分析能力は、平均的なビジネスパーソンのレベルを超えていると思います。そうなってくると、AIが出すレベルが最低ラインとなる世界になってきます。今までは仕事頑張って20点や30点ぐらいで満足していた方が多かったと思いますが、AIがポンと80点を出してくれる時代になりました。ですので、AIを使わずに20点や30点のアウトプットしかできないと「なんでAIを使わなかったのか?」という感じになってしまいます。実際に、私が支援している法人の社長さんが言っていたことですが、契約書を作成する際に弁護士にお金を払って作るのが、AIが作る契約書の方がスピードは全然早いし、制度もほとんど変わらないので、なぜこんなに遅い仕事をしている弁護士にお金を払わなければならないのかとイライラしている方もいらっしゃいます。本当にそういう世界になってきたと思います。私自身、ChatGPTのO1 Proに相談して事業計画を立てていますが、正直、人間のコンサルタントに相談してもなかなか良い回答が得られないので、当たり前のレベルが上がってきたのではないかと思います。これから社会にAIが浸透すればするほど、こう考える方が増えると思いますので、この「当たり前のレベルが上がる」未来で、どうやって戦っていくのかをぜひ考えていただきたいと思います。以上が最後の7つ目です。さていかがだったでしょうか。今回は2025年注目の生成AIトレンド7選というテーマでお届けしました。このAIの世界は本当に先が予想できず、2025年は今まで以上に大きく盛り上がるのではないかと予想しています。また、AIの世界は進化が激しく、情報をキャッチできないという声もたくさんいただいています。その点については、私たちが役立つ情報を厳選してお届けしますし、面白い方法や活用方法もお伝えしていきますので、今後もこのAIキャンプのYouTubeチャンネルをご視聴・応援いただければと思います。また、このYouTube動画だけでなく、もう少しがっつりやりたい方には、無料のセミナーや法人向けの研修、集中型の研修なども行っていますので、本気で色々やりたい方はご相談いただければと思います。それでは、今年も1年間どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。