【実演】実用性No 1 AIエージェント「Genspark Autopilot Agent」が超便利!

【実演】実用性No 1 AIエージェント「Genspark Autopilot Agent」が超便利!_AIキャンプ中村俊也

今回は、2025年に大注目となっている、AIエージェントについて紹介します。特に、リサーチに特化したAIエージェント「Genspark Autopilot Agent」によるファクトチェック機能が非常に便利だったので、その機能を実演しながら紹介します。加熱するAIエージェントとの冷静な向き合い方など、AIエージェントについて考える第一歩となれば幸いです。

▼目次
0:00 はじめに
1:30 1.2025年大注目「AIエージェント」とは?
6:19 2. Genspark Autopilot Agentを実演
14:02 おまけ:Gensparkの協動エージェントシステム
15:31 3.AIエージェントとの冷静な向き合い方

▼紹介したAIツール・エージェント
ChatGPT、Gemini Deep Research、Claude Computer Use、OpenAI Operator、Gemini Project Mariner、Gemini Jules、Dify、Replit、Coursor、Devin、satto、Perplexity

▼文字起こし

こんにちは、AIキャンプの中村です。今回のテーマはこちら、「実用性No.1 AIエージェント『Genspark Autopilot Agent』が超便利!」という内容でお届けします。2025年に大注目されるAIエージェントについてお話ししていきます。その中でも特に、2024年時点で実用性No.1かつ無料で使えるツール、「Genspark Autopilot Agent」を詳しくご紹介します。2025年はおそらく「AIエージェント元年」と呼ばれる年になると思っています。ChatGPTやGeminiといったAIに加え、エージェント型AIが大きく進化すると予想されます。そもそも「AIエージェントとは何なの?」という疑問や、「実際に本当に使えるの?」という声があるかと思いますが、結論を先にお伝えすると、一部の領域では「めちゃくちゃ使える」と私は感じています。AIエージェントの波は確実に来ていると感じていますので、ぜひ今日の動画でその実例を確認してみてください。今日の流れは以下の3つです。1. AIエージェントとは何か 2. 「Genspark Autopilot Agent」の実演 3. AIエージェントとの冷静な向き合い方について。このチャンネルではChatGPTや生成AIに関する役立ち情報をお届けしますので、よければチャンネル登録もお願いします。それではまず「AIエージェントとは何か」について説明していきます。これ、定義がかなり曖昧で説明が難しいのですが、一言で言えば「ユーザーが設定した目標に対して必要なタスクを自立的に計画・実行するAI」と思ってください。ChatGPTやGeminiなどのAIが「受け身のAI」であるのに対し、AIエージェントはある程度自立的に行動するのがポイントです。例えばGoogleのGeminiが2024年12月にリリースした「Deep Research」という機能では、「学習塾の売上を伸ばしたい」という指示を出すと、ただ検索するだけではなく、「学習塾業界の市場規模と成長率を調べる」「競合他社の分析をする」「ターゲット顧客像を明確化する」といった具体的な提案をし、それを実行するまで行ってくれます。まるで人に相談しているかのように動いてくれるのです。これが自立的に動くAIで、確かにこれができると便利だと感じる方も多いのではないでしょうか。ただ、どこからが「エージェント」と呼べるかは線引きが難しいと感じています。例えば、ChatGPTに「y=xのグラフを書いて」と質問すると、ChatGPTは自分でコードインタープリターを起動し、プログラムコードを生成してグラフを描いてくれます。このように、ある程度自立的に判断しているAIもAIエージェントと言えるのではないかと私は考えています。ただし、AIエージェントには「レベル」があると覚えておくと良いでしょう。例えば、自動運転には「レベル0」から「レベル5」までの段階があります。同様に、AIエージェントも自立度がレベル0からレベル5まであると考えると理解しやすいと思います。2025年1月現在、AIエージェントはかなり乱立している状況です。実用性や品質に大きな差があるため、この熱狂に左右されず冷静に向き合うことが重要だと感じています。昨年2024年に注目されたAIエージェントの事例をいくつか紹介します。1つ目はシステム開発系のAIです。ChatGPTがプログラムを作成・修正するような機能が話題になり、「Defy Agent」「Replit Agent」「Cursor Composer」「Debbie」など多くのツールが登場しました。これらのツールによりコード作成や修正が簡単にできるようになり、多くの人がワクワクした年だったのではないでしょうか。そして2つ目の注目事例が検索型のAIです。先ほど紹介したGeminiのDeep Researchに加え、「Perplexity」というAI検索ツールもエージェント的な機能を持ち始めています。今日紹介する「Genspark Autopilot Agent」もこのカテゴリに含まれます。私の感覚では、特にリサーチ系AIエージェントは非常に使えると感じており、ここから皆さんも一歩を踏み出すと良いのではないでしょうか。また、OpenAIから「Operator」、GoogleのGeminiから「Project Mariner」や「Jules」、Anthropicからは「Computer Use」という機能も登場しました。ソフトバンクからも「SATT」というエージェントが登場しています。このように2024年からAIエージェントが盛り上がりを見せ、今後さらに進化すると予想されます。それでは具体的な事例として「Genspark Autopilot Agent」を紹介します。こちらは非常に実用的なエージェントです。Gensparkのサイトで無料で使えるこのツールは、通常の検索機能に加えて「データサーチオートパイロットエージェント」や「クロスチェックオートパイロットエージェント」といったリサーチ特化型のエージェントを搭載しています。このツールを使えば、面倒なデータ収集作業を代わりに行ってくれるのです。例えば、「モバイルゲームの収益と1日あたりのアクティブユーザー数トップ10」というプロンプトを入力すると、オートパイロットエージェントが自動でリサーチを行い、詳細なレポートを作成してくれます。人間が56個のウェブサイトを調べる作業を約3時間で終えるところを、このエージェントなら数分で完了します。また、事実確認(ファクトチェック)にも優れており、例えば「日本の生成AI市場が2025年に5兆円になる」という主張を調査した結果、実際は「数千億から1兆円未満」と予測されることがわかりました。このようにエージェントがデータを集め、正確性を確認してくれるのは非常に便利です。他にも「キーエンスは日本で最も年収が高い企業か」「ダイソーの3年離職率が30%は正しいか」といったリサーチも簡単に行えます。さらに、このツールはページを閉じてもバックグラウンドで調査を続け、結果が完成するとメールで通知してくれる仕組みも搭載しています。時間を効率的に使えるのも魅力的です。さらに、Gensparkでは最近「共同エージェントシステム」という機能も登場しました。これは、GPT、Claude、Geminiといったモデルを同時に実行して結果を統合する機能です。例えば「ハリーポッターの感想文を書いて」と依頼すると、各モデルの特徴を活かした回答が得られ、それを統合して最終的な結果を提供してくれます。このように、AIエージェントは現在進化の途中にありますが、冷静に向き合うことが重要です。現時点では「レベル1」の勇者のようなもので、ポテンシャルはあるもののまだまだ実用性が限定的です。ただし、数年後にはレベル50のような非常に強力な存在になる可能性を秘めています。AIエージェントの進化は楽しみですが、今注力するべきは実用的なAIシステムの構築です。例えば、PDFをアップロードするだけでポッドキャストに変換するカスタムAIや、Googleフォームの問い合わせを自動でメール返信するプログラムなどが実用的な例です。これらについては次回の動画で詳しく紹介しますので、ぜひご覧ください。今回は「AIエージェント」とその事例として「Genspark Autopilot Agent」を紹介しました。これからますます注目される技術なので、冷静に向き合いながら今後の流れを見守っていただければと思います。それでは今回は以上です。ありがとうございました!