新画像生成AI「ChatGPT 4o Image Generation」なら一貫性を保って同じキャラとゲームができる!

新画像生成AI「ChatGPT 4o Image Generation」なら一貫性を保って同じキャラとゲームができる!

今回は新しくなった画像生成AI「ChatGPT 4o Image Generation」を使用して、TRPG(テーブルトークアールピージー)のシミュレーションゲームを作ってみました!ChatGPTの新しい画像生成AIモデルは、一貫性を保つことが可能で、同じキャラクターを登場させてゲームを作ることができます。今回は、その活用法を実演しながら紹介します。

▼目次
0:00 はじめに
1:33で紹介した関連動画
動画①ChatGPTの中にゲーム作成(Midjourney等)
2024年3月 https://youtu.be/T8GoLzZzolI
動画②ChatGPTの新しい画像生成AI「4o Image Generation」実演
2025年3月 https://youtu.be/Hx_t-7d4ykY
2:25 ChatGPT 4o Image Generationでゲーム作成
9:30 まとめ

▼文字起こし

こんにちはAIキャンプの中村です。今回のテーマはこちら。ChatGPTの新しい画像生成AI「ChatGPT 4o Image Generation」でシミュレーションゲームを作ってみた。一貫性のある同じキャラが作れる、というテーマでお届けします。進化した画像生成AI「ChatGPT 4o Image Generation」を使って、チャットGPT上でシミュレーションゲームをプレイしていく。こんな感じで同じキャラクターが登場しながらシミュレーションゲームをプレイすることができるんですね。今回の新しい画像生成AIは非常に盛り上がっていますが、今回のアップデートのポイントの1つが一貫性のある画像が作れるというところになります。つまり、同じ人物やキャラクターその像を維持したまま、例えば漫画を作ったり広告用の画像を作ったりサムネイルを作ったり、今回のようにゲームを作る、そんなことができるようになりました。今までの画像生成AIは、同じキャラクターが出てくるのが難しくて毎回バラバラになってしまったので使いづらかったんですよね。ですので、同じキャラが作れるようになったことで、このクリエイティブの世界に本当に革命が起きたんじゃないかなと感じています。今回は、テキストで会話を続けると物語が進んでいくゲーム、つまりTRPG(テーブルTalk RPG)をプレイしていきたいと思います。画像が出て、テキストが出て、チャットGPTとの会話で物語が進む、というイメージです。では、関連動画が2本ありますので、ぜひこちらもご覧ください。実は、チャットGPTの中でこんな感じでゲームを作るというのは、もう私が1年以上前から取り組んでおりまして、こちらはミッドジャーニーという中級車向けの画像生成AIとチャットGPTのコードインタープリター、つまりPythonのプログラムを動かすというコードを組み合わせて、恋愛シミュレーションゲームを作るということをやってみました。今回は、そんな面倒なことをしなくても、新しく登場した画像生成AI「ChatGPT 4o Image Generation」で一発で作れますよということなので、これをやっていきたいと思います。前回の動画で詳細も解説していますので、まだ見てない方はぜひご覧ください。このチャンネルでは、チャットGPTや生成AIに関する役立つ情報をお届けしていますので、よければチャンネル登録もお願いします。では、チャットGPT4イメージジェネレーションでシミュレーションゲームをプレイしていきたいと思います。入力するプロンプトは、今回、テーブルTalk RPGのプロンプトの簡易版を用意させていただきました。本来はこの10倍ぐらいのプロンプトを打ち込むのですが、皆さんにも真似していただけるように簡単なものを用意しました。こんなプロンプトを打っています。「以下のプロンプトを実行してください。指示:あなたGPTはAIのゲームマスター、以下AIGMです。ヒロインは今回『蒼井さん』という、私たちのAI秘書というキャラクターですので、この蒼井さんをヒロインに設定しています。」そして、AIゲームマスターは対話型のゲームをしますよ、とか、生成されたテキストをもとに物語が進行するインタラクティブなゲームであることを伝えています。今回、添付のキャラクター「蒼井さん」という画像を事前にアップしておくことで、この画像を使いながら物語を進めます。この画像は、別にアップしなくてもいいんですが、アップしてあげることで蒼井さんの画像がちゃんとキープされるようになります。会話が1つずつ進んで、エンディングを迎えるという、比較的簡単なものです。出力としては、画像が生成され、その画像に解説と新たな要素が表示される、という非常に簡単なプロンプトを打っています。では、実際にやっていきましょう。まず、こちらにプロンプトをペタッと貼り付けるわけですが、ここで気をつけなければいけないのが、この画像生成です。これをちゃんと実行しますよというのを有効にした状態で進めてください。また、ここに画像をアップしていきます。今回は、虫メガネを持った、ちょっと探偵っぽい蒼井さんのイラストをアップして、これで実行していきます。これで、もう生成が始まりますので、あとは物語が進むと思います。新しい画像生成AIは、実は今までの画像生成AIと比べて時間がかかる自己回帰モデルを使っているので、少し時間がかかるのが今のところの特徴かなと思います。では、事前に出力されたものを使用していきます。すると、画像が作成されました。なお、英語の解説が一部付いていますが、まず蒼井さんが登場しています。「新コード1/5 蒼井さんこんにちは。名探偵蒼井です」といった感じで、いきなり名探偵になってくれました。一緒に事件を解決しに行きましょう。キャラクターがぶっ壊れてますけど、蒼井さんの事務所に1人の青年が駆け込んできます。彼は息を切らせながら、机の上に古びた日記を置きました。私全く指示していないのに、AIが勝手にゲームのナレーションを作ってくれるんですよ。青年「お願いです。この日記に隠された謎を解いてください」といった感じで、ミステリーの匂いが漂っています。まずはこの日記の手がかりを探す、という感じであなたはどうするか、という返事が来ました。こんな感じで、チャットGPTが画像と物語と演出を作ってくれるということです。では、もう一度「日記を調べてみる」と打つと、蒼井さんがこの日記を調べてくれるような画像が出てきました。解説には「ただの日記じゃない。文字の間に小さな記号が混じっている。これは暗号だよ。『レイブンズウォッチ』なんだ。これは時計党の名前が出てきている。行ってみようよ」といった提案が出てきました。そこで、「時計党へ向かいます」と入力してみました。次のシーンでは、この時計党に蒼井さんが来ているシーンが出てきます。ここまでで分かると思いますが、最初に与えた蒼井さんのイラストに対して、しっかりと映像が固定されています。若干、最初に添付したものと生成されたものは少しだけ違いますが、服装や虫メガネの様子、髪型、表情など、本当にかなり一致しているんじゃないかと思います。この画像は2枚目のシーンでもキープされ、3つ目のシーンでも同じキャラクターが出ています。では、新コード3を見てみると、「あれがレイブンズウォッチだよ」といった感じで、時計党に来て物語が進んでいきます。中を調べてみると、床に1枚の写真があり、そこには青年の祖父らしき人物ともう1人の見知らぬ人物が映っています。そして、物語を進めて、塔をさらに探索するか、写真の人物を追うかという選択が出てきました。今回、チャットGPTの会話形式で物語が進むので、このロールプレイングゲームが少し退屈になったので、少し自分で打ってみました。突然「塔が崩れた」と打つと、ちゃんと私の無茶ぶりに対して塔が崩れるシーンが作られました。すごいですね。塔が崩れた。こんなに急に、突然の展開です。そして、金属の箱が出てきて、その中身を見ましょうか、という話になるので、続けて「ワクワク」と打ちました。すると、最後だけ画像が出てこなかったので、「開けるよ」と打ち直し、画像を作成するように指示しました。すると、この箱の中からなんか手紙みたいのが届いて、ハッピーエンドという感じになりました。いかがでしょうか。このように、一貫性のあるキャラクターを保ったままロールプレイングゲームを、チャットGPT上で楽しむことができるんです。あとは、プロンプトの打ち方によって全然変えることができるのですが、例えば、蒼井さんの新しい画像と私の画像と猫のロボットの画像を3つ与えた状態で、もう少し難しいプロンプトを与えると、3人のキャラクターで物語が進むゲームに変わったり、プロンプトや与える画像によって物語が全然変わるということです。リサイスしてみたところ、蒼井さんと社会人として、サラリーマンとして、恋愛を楽しむようなシーンが出てきたり、ハイキングに行って蒼井さんと会話を続けながらバーでお酒を飲むといったシーンが出たり、選択肢によってはバッドエンドになったり、海に来たりと、いろんな設定次第で様々な物語やゲームの仕様を変えることができるので、本当にアイデア次第で色々できると思います。今回私がお伝えしたいのは、シミュレーションゲームが作れるということよりも、与えた画像、つまりキャラクターの画像をしっかりと統一しながら出力を固定することができるという点です。今回、ゲームという面白い使い方をさせていただきましたが、使い方やアイデアによっては、例えばチラシの作成やバナー画像の作成など、色々なビジネスにも応用できるかなと思います。皆さんもぜひ、色々試してみてください。今回は、チャットGPTの新しい画像生成AIでシミュレーションゲームを作ってみた、ということを紹介しました。一貫性のある出力が可能になって、同じキャラクターが作れるようになりましたので、ぜひ皆さんも真似して何か作ってみてください。それでは、今回以上です。ありがとうございました。