【知らなきゃ損】AIで超進化!Windows 11神機能3選(音声入力・Snipping Tool・ライブキャプション)

今回は、AI搭載で超進化したWindows 11の神AI機能3選というテーマでお届けします。Copilot+PCのようなAI機能が搭載されたPCのニュースが話題ですが、実は、Windows 10や11の標準機能でも、無料で使える便利なAI機能が数多く搭載されています。今回は、普段のPC作業を効率化する「音声入力」「Snipping Tool」「字幕表示(ライブキャプション)」の3つの神機能を紹介します!ぜひ役立ててください。
▼目次
0:00 はじめに Windows11の神AI機能3選
03:46 1、音声入力
11:51 2、Snipping Tool
19:44 3、字幕表示(ライブキャプション)
23:11 まとめ Windows11の神AI機能3選
▼文字起こし
こんにちは、AIキャンプの中村です。今回のテーマはこちら、AI搭載で超進化!Windows 11の神機能3選。音声入力、Snipping Tool、字幕表示、こんなテーマでお届けします。実はほとんどの人が知らないAI機能が搭載・接続されて超便利になった、Windows 11の神機能3選を紹介します。最近はChatGPTやGeminiなどネット上で使うAIが主流だと思いますが、スマートフォンやパソコンなど端末上に搭載されたAIもすごく進化しています。ネット接続が必要なものと不要なものがありますが、特に話題なのがMicrosoftの最新版PC「Copilot+ PC」で、AI機能が搭載されてどんどん便利になっています。ただ、私自身もそうだったんですけど、「自分は最新版PCじゃないからAI機能は関係ないよな」と思いがち。でも実はWindows 10や11の標準機能でも一部のAI機能が使えるんですね。なのでこの動画をご覧の皆さんの中にも、実は使えるのに使っていなくて、もったいない人が多いんじゃないかなと思います。PCに標準搭載なので無料で使えるし、他のツールをインストールしなくていいし、時代とともに性能が進化して最近は本当に優秀。結論、すごい使える!ということです。紹介するWindows 11の神機能3選はこちら。1つ目が音声入力。実はこの音声入力にAzure AI SpeechというAI機能と、変換ソフトが使われていて、意外と高精度なんです。2つ目がSnipping Tool。スクリーンショットだけでなく、文字起こしも録音も録画もできるように進化しています。3つ目が字幕表示をするライブキャプション機能。こんな感じで字幕を表示できます。私は1番と2番はなくては困るレベルで使いこなしていますが、3番はあまり使っていません。ただ、この字幕表示機能は将来的に翻訳ができるようになるようで、例えば英語をリアルタイムに日本語に翻訳しながら会議をすることも可能になるらしい。もう少しすれば、Windowsパソコンさえあればリアルタイム翻訳はほぼ解決、という時代になっていくはず。なのでこの辺りも慣れておくといいと思います。ということで今回はWindows PCに標準搭載の機能を使いこなし、生産性を向上させていきましょうというテーマで3つを順番に紹介します。ではいきましょう。AI搭載で超進化!Windows 11の神機能3選。神機能1、Windows PCの音声入力機能。超おすすめ!Windows 10以上で利用可能、もちろん無料。ネット環境が必要で、Azure AI Speechという音声認識AIを使用。同時にMicrosoft IMEという漢字変換ソフトが起動します。ショートカットは「Win + H」。PCのマイクはONにしておく。さらにIME設定の「クラウド候補」を有効にするとBingを使用して最新語や固有名詞の候補が増えます。わずかな遅延は発生します。人物名や英語名は苦手です。クラウド候補の設定は、タスクバー右下の「あ」または「A」を右クリック→設定→Microsoft IME→全般→クラウド候補を使用、をオン。では実際にやってみます。「Win + H」を押します。今こうやってしゃべると文字起こしができます。少しタイムラグがありますが、インターネット接続を介する関係で少し遅くなるということです。若干の誤字脱字はありますが、相当なクオリティだと感じられるはず。次にMicrosoft IMEのクラウド候補を有効にします。タスクバー右下の「あ」を右クリックしてIMEオプションを開き、設定→時刻と言語→Microsoft IME→全般→クラウド候補をオン。これでクラウド候補が使えます。では再度「Win + H」で音声入力を起動。少し難しい話もしてみます。誤字脱字も見てみてください。今日はAIキャンプの中村俊也と申します。私は静岡県静岡市葵区に住んでいます。中学生の時は卓球部に所属していて、高校では応援団をやっていました。私たちの中学時代に流行ったアーティストはEvery Little ThingさんとかSMAPとかありましたね。ほら見てください、Every Little ThingやSMAPが英語でちゃんと出るのはすごいですよね。精度は場面によってぶれることもありますが、それでも十分実用的。静岡県静岡市葵区のような地名や、卓球部・中学時代といった語も漢字変換までしっかりできています。固有名詞がどこまでいけるかも試してみましょう。例えば偉人ならアイザック・ニュートン、ガリレオ・ガリレイ。万有引力や運動の法則もきちんと出ます。企業名ならヤマハ発動機、静岡銀行、静岡鉄道、静岡ガスなど有名どころは問題なし。ただ私の名前「中村俊也」は、滑舌次第で正しく入る時もあれば「高村」になったりします。人物名はやはり難しいことが分かります。操作は「Win + H」。会話が速いと遅延で追いつかないので、1〜2秒待つとちゃんと文字起こしが完了します。そのうちさらにスピードアップすると思いますが、現状でも十分実用レベル。終了はEscキー。入力が止まり、表示中のバーも消えます。個人的には人物名などを辞書登録できる機能が連携されると最高だなと思いますが、標準の音声入力だけでもかなり優秀です。続いていきましょう。AI搭載で超進化!Windows 11の神機能3選。神機能2、スクリーンショット+録音録画+文字起こしができるSnipping Tool。Windows 11標準の画面スクショ&録画アプリで無料。スクリーンショット、文字起こし、録音、録画の4機能があります。範囲を自由に指定してスクショでき、自分の声+PCの音声も録音可能。動画も録画できます。高精度な文字起こし機能「テキストアクション」が使え、オフラインでも使える文字起こしOCRが搭載。ではスクリーンショット+文字起こしの使い方。1、スタートメニューから「Snipping Tool」を選択(推奨)。ショートカット「Win + Shift + S」はAI機能が使えないので注意。2、「カメラ」を選択して「+新規」。3、範囲指定してスクショ。4、バーコードのようなボタンで文字起こし。5、「テキストアクション」というOCR機能を使用。6、「すべてのテキストをコピー」でコピー。実演します。スタートメニューでSnipping Toolを検索→起動。「カメラ」→「+新規」。範囲指定して離すとスクショが保存されます。バーコードのような「テキストアクション」を押すと文字起こし完了。右上の「すべてのテキストをコピー」で貼り付け可能。私の感覚では、ChatGPTのGPT-4の通常の高速モードや各種標準機能よりも、ここでのOCRは精度が高いことが多いです。細部で多少の取りこぼしはあるものの、実用には十分。続いて画面録画&録音の使い方。1、同じくスタートメニューからSnipping Tool(推奨。ショートカット「Win + Shift + S」ではAI機能が使えない点に注意)。2、「動画」を選択して「+新規」。3、範囲指定して録画。4、音声を入れる場合はマイクをON。5、無料の動画編集ソフト「Microsoft Clipchamp」も使用可能。実演。Snipping Toolを起動→右側の動画ボタン→「+新規」→範囲指定→マイクをオン→スタート。3、2、1で録画開始。YouTubeを再生すると画面録画ができ、私の声も同時に収録。終了後は動画ファイルとして保存され、Clipchampで不要部分のカットや並べ替えなど簡単な編集も可能。エクスポートで保存できます。つまり、スクリーンショット、文字起こし、録音、録画、そして簡単な動画編集まで、Snipping Toolの標準機能で完結します。最後いきましょう。AI搭載で超進化!Windows 11の神機能3選。神機能3、字幕を表示する「ライブキャプション」機能。無料で使えるWindows 11標準の字幕表示AI機能で、「Win + Ctrl + L」で起動。初回のみインストールが必要。設定→アクセシビリティ→字幕からも起動可能。一部で「リアルタイム翻訳」が登場しており、日本語への翻訳も対応予定です。実演。「Win + Ctrl + L」でライブキャプションを起動。初回だけインストールが必要ですが、2回目以降はすぐ使えます。私がしゃべる音声も認識され、話すだけで文字起こしが可能。YouTubeなどPCの音声も文字起こしできます。設定から言語変更やキャプションスタイルの変更もOK。フォントや背景の色、テキストサイズ(大・特大)などを好みに合わせて調整できます。文字がすぐ消えるなどの使い勝手は好みが分かれるかもですが、視認性はしっかり確保できます。気になるのはやはりリアルタイム翻訳。海外では英語→中国語のリアルタイム翻訳などが一部使えるようで、今後日本語への翻訳にも対応予定。ウェブ会議で英語や中国語で話しかけられた内容が、リアルタイムで日本語の字幕に出る、そんな便利な機能が近々実装されるはず。ライブキャプション機能も今のうちから慣れておくと良さそうです。まとめます。今回はWindows 11の神機能3選として、1つ目:音声入力、2つ目:Snipping Tool、3つ目:字幕表示(ライブキャプション)を紹介しました。音声入力からスクリーンショット、文字起こし、録音、録画、そして字幕表示までいろいろでき、将来的に精度向上やリアルタイム翻訳など、できることはどんどん増えていきます。何と言ってもWindowsパソコンに標準搭載、無料で使える方が多い。こうした機能を使いこなして、普段の仕事の生産性をグッと上げていきましょう。これらの機能が進化したら、また動画でも紹介します。今回は以上です。ありがとうございました。


