【超入門】話題の「サブエージェント」とは?基礎から活用例3選まで徹底解説!

【超入門】話題の「サブエージェント」とは?基礎から活用例3選まで徹底解説!

今回はAIエージェントをワンランク上手に使う機能「サブエージェント」についてついて紹介します。サブエージェントは、簡単に言えば役割分担をして精度やスピードを上げる仕組みです。今回はその基礎理解と、実践的な活用例を3つ紹介します。

▼目次
0:00 はじめに サブエージェントとは?
1:49 サブエージェントのメリットや発動法
6:27 サブエージェント実践:並列作成
10:29 サブエージェント実践:並列調査
12:07 サブエージェント実践:2段補正
14:58 まとめ

▼文字起こし

こんにちは。AI CAMPの中村俊也です。今回は、複数のAIが同時に作業する「サブエージェント」というものについて紹介させていただきます。最近ネット上とかで「サブエージェント」っていう言葉を聞くと思うんですけど、それって一体何なの?とか、サブエージェント使うと一体何がいいの?っていうところに疑問を持っている方もいらっしゃるかなと思います。まずサブエージェントなんですけど、こちらですね、1つのAIエージェントの中で特定の役割を担当する「補助的なエージェント」のことだと思ってください。イメージとしては、この「親」となるメインのエージェントが、「子」となるエージェントに対して指示を出して作業をするっていうものです。一言で言ってしまえば、「役割を分担する」そういうイメージになりますので、同時に複数の作業をこなしたり、別々に物事を考えることができるようになるっていうことになります。すごくね、こう人間の会社の仕組みとかと、すごく似てるような使い方っていうことになります。これね、料理を例に例えると分かりやすいんですけど、料理を作るこの「料理長」っていうのが、親のエージェントだと思ってください。その料理に対して色々こうサポートがつくんですけど、例えば「野菜を切ってくれる担当」とか、「鍋を煮込む担当」とか、「皿を洗ってくれる担当」っていう人がいたら、それをですね、料理長が1人で全部の作業を自分でするのではなくて、それぞれの作業を分担して任せる、そんなイメージになるわけです。はい、そこで今回は、サブエージェントを使うメリットとか発動方法とか、エージェントスキルズとの違いなんていう基礎を紹介しつつ、具体的にどんな活用例ができるかっていうところの実演まで紹介させていただきますので、ぜひ最後までご覧ください。このチャンネルでは、ChatGPTや生成AIに関する役立ち情報をお届けします。よければ、チャンネル登録もお願いします。サブエージェント メリットや発動法。はい、それではここでは、サブエージェントを使うメリットを紹介させていただきます。サブエージェントを使うとどんな良いことがあるのか。これ一言で言ってしまうと、役割分担ができるので、精度とかスピードが上がるっていうことです。これ人間とも一緒ですよね。いろんな人に仕事を任せることで早くなったり質が上がっていくわけです。この説明をもう少し詳しくすると、このような3つに分解されます。1つは「並列実行」です。複数の作業を同時に進めることができます。例えば、文章を作りたいっていうときに、3体のこのサブエージェントが、それぞれの章を独立して執筆してくれるので、素早い作業が可能になります。2つ目、これがね、1番大口(大事)なんですけど、「コンテキストの分離」。コンテキストって何かかっていうと、AIが会話の中で保持している文脈とか情報とか、そういうものです。AIが一度に処理できる情報量って決まっているので、このコンテキストが膨大になりすぎると、混乱しちゃうんですよね。なので、この作業を分担することで、メインのね、このAIが余計な情報を考えなくて、大事なことに集中できるっていうことになるわけです。例えばですけど、このカレーを作るっていうシーンを考えてほしいんですけど、料理長としては、この目先のカレーの料理を成功させることに、意識が向いているわけなんですけど、こんなときにですね、この「じゃがいもを育てるのに使った肥料の値段」みたいな、ちょっと補足的な情報とか、皿洗いに使うために洗剤を買ったお店の場所みたいな情報って、直接的にその料理を作ってるときには関係ないじゃないですか。こういう情報ってむしろノイズになって混乱するので、メインのAIにはこういう情報は与えないで、補助的な作業は他のエージェントに投げていくってことが重要になるわけですね。そして3つ目が「専門特化」です。役割ごとに専門的な指示を出すってこともできます。例えばこれ代表例なんですけど、1つのAIに、文章を書いて、しかも修正までしてっていうね、一度に複数の作業をすると、どうしてもクオリティが下がっちゃうんですよね。そんなときは、文章を書く専用のAIと、誤字脱字を厳しくチェックする専門のAIのように、役割を分けていくってことが有効なんですね。これ会社でもそうですよね、資料を作る人とチェックする人を分けた方がクオリティが上がるので、こんな風に専門特化していくってことも1つのメリットかなと思います。はい、これがサブエージェントを使う3つのメリットとなります。続いては、サブエージェントの3種類の発動方法を紹介させていただきます。基本的に、サブエージェント、自動で発動するものです。Claude CodeとかCodexとかCursorみたいな、代表的なエージェントツールは、特別な設定をしなくても、もうAIが勝手に判断してサブエージェントを呼び出すってことをやってくれます。2つ目は、プロンプトで指示をしてあげることです。プロンプトで、「サブエージェントを使ってください」みたいに指示をしてあげると、サブエージェントが発動しますので、簡単に起動させることができます。3番、これはね、「カスタムサブエージェントを自作する」っていう方法です。実際に自作すると、このサブエージェントをコマンドなどで呼び出すことができます。私のね、エージェントの事例で紹介させていただくんですけど、例えばこの、スラッシュ、ブランドって、こうやって打っていただくと、この「ai camp brand reviewer」っていう、AIキャンプのルールに従って、文章を構成してくれるサブエージェントを呼び出すことができます。またですね、ここで「マルチエージェント」って呼んであげると、4体のモデルが、サブエージェントとして並列同時実行する、みたいなことを呼び出すこともできます。特にこだわる人はですね、こんな感じのカスタムサブエージェントを自作するのもいいかと思います。はい、ということで、3つの発動方法を理解して、自分に合った使い方をして頂けるといいかなと思います。ただ基本的には、初心者の方は、「エージェントスキルズ」ってものを使った方がいいかなと思います。サブエージェント、これね、やや応用的な機能で、1つのAIエージェントだけではなく複数体を起動させるっていうものになるので、精度を出そうと思ったら、結構ね、色々やんないと行けないんですよね。なので、やみくもに使っても実は効果は期待できません。初心者の方ですね、AIに決まった手順とか仕事のやり方を教えたい、いつも通りちゃんと動いてほしいっていうケースは、これ前回の動画で紹介した「エージェントスキルズ」、スキルっていうものを作っていくことがおすすめになりますので、エージェントスキルズをしっかりとマスターした人が、さらにやりたいっていうときにサブエージェントなんかに入っていくといいのかなと思いますので、初心者の方は、こちらから始めていくことをお勧めします。サブエージェント 具体的な活用例3選。はい、それではここからサブエージェントの活用例を3つ紹介させていただきます。実際の業務ですぐ活用できる、活用例として、「並列作成」「並列調査」そして「2段補正」というものを紹介させていただきます。特に私はこの3番をね、よく多用していますので、参考にして頂けるといいなと思います。はい、それでは1つ目「並列作成」です。これはですね、親エージェントから、子エージェントを例えば3体呼び出して、アイデア出しや執筆などを複数の切り口で並列実行するっていうパターンになります。まずは複数の案を見たい、みたいなときにぴったりで、トーンの違う文章とか企画案をこう同時に比較して、最後に選ぶみたいなことができますので、こんな感じの使い方が面白いかなと思います。では今回は、こんな指示を出していこうかと思います。「『太陽系の意外な天体』をテーマとした、楽しくコミカルな文章を生成してください。」ということで、人によってね、文章の形が違いそうなテーマを与えています。「サブエージェントを3体同時に並列実行してください」っていうね、この指示が重要です。「1体につき1つの文章を、それぞれ1000文字程度で生成してください。親エージェントは3体のエージェントの回答をまとめ、最終成果物として出力してください。」ということで、出力形式を「以下の形式で、マークダウンファイルを1つ作成すること。」ということで、今回の課題(お題)と、サブエージェント、これ間違ってますね、1、2、3の文章と、まとめを出力してください、と指示をしています。はい、じゃあこれで実行してみましょう。はい、そうすると見てください、ほら、ここで3体のサブエージェントが呼び出されているんですよね。それぞれが独立並列実行しながら文章を、執筆してくれています。これ見てみると、今この1番の子は終わって、2番と3番が、これ終わったかな、はい、ということで、若干ね、タイムラグがありますけど、それぞれの作業を同時に執筆をしてくれてるときです。はい、ということで、3体のサブエージェントを並列で走らせて、成果物を保存しましたということで、マークダウンファイルを、入れてくれています。ちょっとね、結果を見ていきましょうか。はい、「太陽系の意外な天体」、ということで、今回の課題(お題)は「太陽系の意外な天体」でしたということで、サブエージェント1、2、3が起動して、それぞれ、冥王星とか、木星とか、月の裏側とかね、こう、テーマを変えて、ええと、説明してくれていますね。はい、サブエージェント1の文章が書いてあります。ちょっと読んでみましょうか。「宇宙には身分違いを持つ天体がいる。」面白いですね。「太陽が国王、惑星が貴族、準惑星が準貴族」みたいな感じで、なんたら、かんたらで、「冥王星は当時、心の中でこう叫んだはずだ。」みたいな感じの、ま、コミカルな文章できていますね。いいですね、素晴らしいです。じゃ、2つ目ですね、サブエージェント2番の文章を見ていくと、「太陽系って、教科書のイラストだと綺麗な球体が並んでいるだけなんです」みたいな感じで、まず木星、次は土、次は天王星、みたいな感じで、全くね、切り口を変えて文章を作ってくれてますね。はい、そして3つ目のサブエージェント、「太陽系って、一見すると地球が一番まともに見えるクラスなんですが、よく観察してみると、、、」みたいな感じで、まず月は、次は金星は、っていう感じで、またね、別の切り口で文章を作成してくれます。はい、で、まとめとして3体のサブエージェントを並列実行した結果、ま、3つの角度から文章を、書くことができたということで、それぞれ、切り口がこんな感じで、なっているということになっています。はい、ということでこれがね、親エージェント(AIあおいさん)がまとめてくれた事例になります。いかがでしょうか。ま、こんな感じで、幅広い切り口で文章をいろいろ作ってみたいときは、1体のAIに3つの文章を作らせるんじゃなくて、全く独立したエージェントに文章を書かせることで、完全に別の視点から文章を作ることができるっていうところが、1つのポイントなのかなと思います。はい、ということで、並列生成を参考にしてみてください。はい、続いて2つ目「並列調査」になります。複数の切り口で調べものをしたいときにおすすめで、親AIが3体のサブエージェントに指示を出して、それぞれ別のニュースを同時に調べるっていうものになります。さっきの文章作成の、今度リサーチ版だと思って頂ければ大丈夫です。はい、じゃあまたプロンプトを与えていきましょう。「2026年のAIニュースを3件調べてください。サブエージェントを3体同時に並列実行をして」、最終的には1つにまとめてください、みたいなプロンプトを与えています。じゃ、これもね、実行していきましょう。はい、そうすると3体のサブエージェントを並列起動するってことをやってくれています。ほら見てください、3体のサブエージェント、今回はですね、Gemini 3.5 Flashを、3体呼んで、勝手にね、自分で考えて呼び出してくれてますね。それぞれのリサーチを走らせてくれています。はい、そうするとリサーチが終わったそうなので、結果を見ていきたいなと思います。はい、そうすると、サブエージェント1は最新のAIモデルの公開と輸出管理、で、2番はEUのAI法の規制について、3番は産業応用、創薬科学に関するニュースを調べてくれたそうです。はい、で、これも先ほどの文章作成と全く同じ手口(手法)なんですけど、リサーチの切り口をまったく変えていきたいっていうときにおすすめになります。これ人間もそうなんですけど、3人の人間がいたとしたら、調べ方って全然違うと思うんですよね。で、どれがいいかは実際にやってみないとわからないところがありますので、こんな感じで1つのAIに3回調べるのではなく、3体のエージェントをそれぞれ別で独立させてリサーチをさせるっていうのが、今回の使い方になります。はい、それでは最後にいきましょう。はい、この最後の3つ目が一番おすすめです。「作成から校正の2段補正」というものをやっていきます。これはね、人間と同じなんですけど、文章などを「作る人(Producer)」と「チェックする人(Reviewer)」を分けるっていう感じで、順番に作業させることで品質を高めることができるっていうやつです。ブログの執筆とか重要なメールの文案作成など、ミスを防ぎたい場面で特に頼りになります。作る担当のサブエージェント、よくプロデューサーとか言いますけど、この子に書いてもらって、続いてレビュアーですね、チェック担当が、内容や表現を独立したコンテキストでチェックをして品質を上げていくっていう手法になります。人間の会社と同じような働き方になっているわけですね。ではやってみましょう。「4月10日に開催する新入社員向けビジネスマナー研修の案内メール文案を作成し、そのあと校正してください。サブエージェントを2体使ってください。子Aをプロデューサー、子Bをレビュアーとして実行してください」っていうね、指示をしています。で、親エージェントは、この2人のエージェントの反映をまとめた、最終成果物を、こんな感じで出力してくださいっていう指示をしています。はい、これも実行するとね、作成できます。はい、じゃ、ということで完成しましたので見ていきましょう。サブエージェントAが文章を作成してBが、チェックをしたっていう感じになります。まずサブエージェントAの、文章ですけど、4月10日木曜日開催なんとからって感じで、なんか文章を書いてくれていますね。これはちょっと飛ばしていきましょう。レビューの結果ですね。チェックをした結果、全体の構成は明快で、一通り揃ってて、案内文として読みやすいっていう、評価がありました。で、一方で、曜日表記に事実誤りがある。おお。4月10日は実は金曜日だよ、みたいな、チェックを入れてくれましたね。あとは、入社直後とかそういうトーンがちょっとね、おかしいんじゃないかみたいなところで、いくつかチェックを入れてくれましたね。おお、AIが書いてくれたいい感じの文章だと思ったんですけど、見ると全部で9箇所ぐらいのチェックが入っていることがわかります。特に曜日の誤りなんかは、優先的に直すべき、で、「皆さん」と「皆様」とかね、表記の統一なんかは、優先度は低いかな、みたいなチェック項目がいくつかあって、最終稿ができているということになります。素晴らしいですね。でね、これ人間もそうなんですけど、文章を書いた本人というのは、なかなかこのミスに気づけないんですよね。なので、文章を書く人とチェックする人というのは、まったく別のコンテキストで作業をしていくとより精度が上がりやすいってことになりますので、私もですね、結局サブエージェント、これが一番使っている事例になりますので、ぜひ皆さんも真似していただけるといかがかなと思います。はい、ということでサブエージェントの活用例として、「並列作成」「並列調査」「2段補正」を紹介させていただきました。サブエージェントまとめ。はい、それではまとめます。今回は、今話題の「サブエージェント」について紹介させていただきました。サブエージェントは、1つのエージェントの中で特定の役割を担当する、一言で言えば「役割を分担して作業する」イメージになります。ちょっとね、中級者向けで難しい内容になるんですけど、これからはですね、1体のエージェントに働いてもらうだけではなくて、複数のAIに同時に動いてもらうっていうシーンが、必ず出てくると思いますので、同時に複数の作業をしたり、別々に物事を考えさせて、精度やスピードを上げていきましょうっていうね、こういうアプローチもありますよってことを、今回は覚えていただければと思います。で、このね、実は上位レベルとして「マルチエージェント」っていうね、ちょっとやや抽象的な言葉があるんですけど、このマルチエージェントっていうものに関しては、2026年現在だと、まだ明確な定義とか明確な成果が保証されていませんので、まずはですね、この簡単なサブエージェントを呼び出す、親が子を呼び出すっていうね、この使い方から始めていただくのが、分かりやすくていいんじゃないかなと思います。はい、それでは今回は以上です。ありがとうございました。