高校教師がキャリアコンサルタントを取得して良かった3つの理由
本記事では、高校教師だった私が国家資格キャリアコンサルタントを取得して良かったことを3つ厳選して紹介します。
私は取得してとても良かったと感じています!
「キャリアについてレベルアップしたい!」と情熱をお持ちの先生には、ぜひおすすめしたい資格です。
キャリアの知識や意識の向上
1つ目は、学校現場では身に着かないキャリアに関する知識や考え方が身に着いたこと。自分の中の意識が大きく向上したことです。
例えば以下のような知識です。
- 就職・転職・人材市場に関する知識
- 人材開発・能力開発に関する知識
- 労働法・労務に関する知識
- キャリアカウンセリングに関する知識
- キャリア理論に関する知識
いかがでしょうか?学校現場ではなかなか触れることのできない内容かと思います。自分がいかに無知であったかを痛感しました。
どれも面白い内容でしたが、特に面白かったのはキャリア理論です。教員養成や教員採用試験ではごく一部のキャリア理論にしか触れません。
「そんなキャリアの考え方があるんだ!」「やばい、自分の進路指導って間違ってるかも…」なんて発見の連続でした。
キャリアに関心の高い先生であれば、きっと得るものがたくさんあるでしょう。
カウンセリングマインドの習得
2つ目が、カウンセリングの知識と態度が身に着いたことです。
私自身カウンセリングには全く興味がなかったのですが、私の教育観を変えるほどインパクトのある学習でした。
具体的には、「指導者」から「支援者」への転換が起きたんです。
学校では「学習指導」「生徒指導」「進路指導」のように、「先生=指導者」という考えがとても強いですよね。
ですから、進路面談の際に先生が一方的に話していたり、全然「傾聴」せずに一方的に指導する…なんてことが起こるんです。(過去の私です…)
しかし、進路は最終的には自分で選ぶものです。人に指導されるものではありません。正しくは「進路指導」ではなく「進路支援」です。
指導に偏っているという考え方は、日本の学校教育のあらゆる場面で見られます。
カウンセリングの基本は支援・援助することです。この視点を得ることで、きっと先生方の教育観に大きな影響があると思います。
人脈ができ成長につながる
3つ目が、他業種の人脈ができ、それがお互いの成長につながることです。
キャリコン資格を通じて、企業の人事や人材市場の方を始めとして、様々な業界・職種・年齢の方との出会いがありました。
キャリコンの講座では、ワークやキャリアカウンセリングを行いながらお互いを深掘りします。赤の他人の考えや価値観にめっちゃ向き合うんです。
私にとっては大変刺激的で、大きな成長につながる機会になりました。
まとめ
本記事では、高校教師だった私が国家資格キャリアコンサルタントを取得して良かったことを3つ厳選して紹介しました。
キャリアコンサルタントを取って良かったこと
- キャリアの知識や意識が向上した
- カウンセリングを学び「指導者から支援者」へ転換した
- 成長につながる刺激的な人脈ができた
ぜひ多くの先生に取得してほしいと思っています。