「家電の延長保証」は、いる?いらない?

家電の段ボール

テレビ、洗濯機、冷蔵庫、パソコン・・・

電気屋さんなどで家電を買った時、「延長保証をつけますか?」って聞かれませんか?

これ、入るべきかどうか、ちょっと迷いますよね?

でも、もう迷う必要はありません。

ずばり、いりません!!

家電の延長保証は、本当にいらない出費の代表例。

もし今まで入っている人がいたら、今後は入らないようにしましょうね!

家電の延長保証はいりません

そもそも、家電の保険には、

・自動でついてくる「メーカー保証」 → 通常は1年間

・任意で入る「家電販売店の延長保証」 → 3年・5年・10年間など

この2つがあります。

そして、家電の故障には、

(1)買ったばかりの「初期故障」

(2)偶然に起きる「偶発故障」

(3)長年使ったあとの「摩耗故障」

この3つがあります。

(1)初期故障は、すでにメーカー保証でカバーされているので、延長保証は必要ありません。

(3)摩耗故障は、延長保証でもカバーできない期間なので、いさぎよく買い替えるしかありません。

そう考えると、わざわざ延長保証をつける意味は、「(2)偶発故障への備え」ということになるのですが、

家電って、数年で偶然故障することってあるのでしょうか?

・・・答えはNOです。

基本的に、最初さえ上手く動けば、途中で自然故障することはほとんどありません。

だから、(2)偶発故障は、あんまり考える必要がないんですね。

もし偶然が起きるとしたら、カメラなどの「落下」「水没」「盗難」などですが、

そもそも、こうしたトラブルには、保証が対応していないケースも多々あります。

逆に、こうしたトラブルに対応している保証は、保証費が高額になると思ってください。

延長保証は、どうあがいても家電販売店が儲かる仕組みになっているんです。

だから、延長保証は入らないこと。

定員さんに勧められても、「いりません」ときっぱり伝えましょうね。

火災保険(家財保険)でカバーできることもある

ちなみに余談ですが、

もしあなたが加入している「火災保険」に「家財の保険」が付属している場合

家電は当然保障されます。

ですから、延長保証をつけたら、「二重保険」になりますね。

必要ない家財保険に、必要ない延長保証をつける。

これが、お金をドブに捨てる行為です…。

お気をつけくださいね。

この記事を書いている人

中村俊也

家計改善&運用アドバイザー / 中村俊也(なかむらとしや)

金融商品の販売をしない中立の立場から、生活費の削減方法や、長期的な資産運用の方法をお届けしています。

ラジオ番組「FM Hi 静岡」でレギュラーを持つほか、「リビングカルチャーセンターのマネー講師」を務めています。

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