医療保険選び、2つの注意点【FMラジオ】
2022年8月24日、FM Hiラジオで、
医療保険選び、2つの注意点
というテーマでお話ししました!
今回が第13回目の出演。
放送は、アナウンサーの海野圭子さんと、わたくし中村でお送りします(^^
医療保険選び、2つの注意点
(海野)おはようございます。中村さんは、金融商品の販売をしない、中立の立場から、お金の勉強や資産形成を支援する講座を開いていらっしゃいます。このラジオでも、中立の立場で、役立つお金の情報を伺っていきますよ!今日はどんなお話ですか?
(中村)本日は、「医療保険選び、2つの注意点」というテーマでお届けします!
(海野)医療保険って、病気やケガに備える保険のことですよね。保険って本当に難しくて、よく分からないまま加入しているって人も多そうですが、どんな点に気をつければいいんですか?
(中村)医療保険選び、1つ目の注意点は、「オススメの保険に手を出さない!」ことです。
(海野)オススメの保険に手を出さない・・・つまり、保険会社の方が勧める保険には、入らないってことですか?
(中村)そうです。保険会社の方が勧める保険が全部悪いというわけではないのですが、保険を売ることが商売なので、必要以上に不安をあおったり、どうしても割高な商品を勧めたりしてしまうんですよね。
(海野)あ~、分かります。万が一病気になったら、万が一ケガしたら、なんて言われたら、保険に入らないと怖くなっちゃうかもしれないです。確か、中村さんも昔、痛い経験をしたとか?
(中村)そうなんですよ~。恥ずかしいんですけど、実は僕、20代のころ、夫婦で6個も保険に入っていたんですよね。
(海野)え!?6個も保険に入っていたんですか?
(中村)はい。社会人になりたての頃って、保険に入っていいかよく分からなくて、万が一病気になったら、万が一ケガをしたらと不安をあおられて、よく分からないまま次々と保険に入っちゃったんですよね。
(海野)そうなんですか…お金のこととか、保険のことって、勉強するチャンスって全然ないし、なかなか判断が難しいですよね。
(中村)今思うと、自分には全然必要のない保険だったんですけど、ほんと、あのころの自分には見抜く力がなかったんです(笑)
(海野)世の中の人も、よく分からず入っているっていう人、すごく多いと思います。やっぱり言われるままに入るのは危険ですね。
(中村)ほんと、その通り。オススメの保険には、手を出さない!まずはこれが基本です!
(海野)分かりました!では、2つ目の注意点はなんでしょう?
(中村)医療保険選び、2つ目の注意点は、「医療保険は、小さな保険」ということです。
(海野)医療保険は小さな保険・・・どういう意味でしょうか?
(中村)小さな保険とは、金額の小さな保険という意味です。例えば、住宅の火災とか、車の重大事故が起きてしまった時、損害賠償っていくらになると思いますか?
(海野)火事や車の重大事故だと…相当な金額ですよね?場合によっては、数千万円とか、1億円とか?
(中村)そうです。火事や車の事故のだと、賠償額が数千万円から数億円になることがあるんです。
(海野)それだけの大金となると、やっぱり火災保険や自動車保険に入って、ちゃんと備えておかないといけないですね。
(中村)はい。同じように、一家の稼ぎ頭が亡くなった時に備える生命保険も、保険金額が数千万円になるのが普通です。小さい子供がいる場合などは、残された家族の生活が困っちゃいますからね。
(海野)確かに。じゃあ、火災保険や自動車保険、生命保険は、保険金が数千万以上になる、大きな保険というわけですね。では、医療保険はどうなんですか?
(中村)医療保険っていうのは、実はすごく小さな保険なんです。例えば、入院すると1日5000円、最長で30日まで補償が出るような医療保険があります。これって、最大でいくらもらえる計算になりますか?
(海野)ええと、1日5000円で、最長30日もらえるから、最大でもらえる金額は・・・15万円、でしょうか?
(中村)そうなんです!たった15万円ですよ!
(海野)15万円!さっきまで、数億円、数千万円の保険金になるというケースと比べると、15万円って、すごく少ないですね。
(中村)そうなんです。たった15万円の保険金しかもらえないなら、そこまで深刻に考えて加入する必要ってないですよね。
(海野)たしかに。そのくらいの金額なら、貯金で十分カバーできそうです。
(中村)あとは、ガンと診断されたら100万円もらえる、みたいなプランもあるんですけど、それでもせいぜい100万円台です。このように、医療保険ってそこまで大金にはならないので、決して必須の保険じゃないんですよね。
(海野)でも、治療費や入院費が、もっと高額になるケースってないんですか?
(中村)もちろんあります。入院が長期になるケースや、保険適用外の治療が必要になるケースでは、治療費が100万円とか、300万円になるケースもあります。ただ、基本的に確率は小さいですし、先ほどの数千万円という金額に比べれば、とんでもなく高額になるというわけではないんです。
(海野)なるほど。そうやって聞くと、必要以上に怖がる必要はないかもしれないですね。
(中村)もちろん、保険に入らないと不安でしょうがない!どうしても保険に入って安心したい!というのなら、安くてシンプルな医療保険に入るのもありだとは思います。でも、そもそも医療保険は小さな保険なので、入らないという選択も十分にありなんです。
(海野)なるほど。医療保険は小さな保険、まずはこの基本が大切ということですね。覚えておきましょう!ではあらためて、今日の話をまとめてもらえますか?
まとめ
(中村)本日は、「医療保険選び、2つの注意点」というテーマでお話ししました!
1つ目は、「オススメの保険に手を出さない!」こと。保険会社は、どうしても割高の保険を勧めてきたり、必要以上に不安をあおるようなケースが多々あるので、オススメ商品には十分に気を付けてください。
2つ目は、「医療保険は小さな保険」ということ。自動車保険、火災保険、生命保険は、保険金が数千万円以上になるのに対し、医療保険は数十万円~100万円台になるケースがほとんどです。小さな保険なので、基本的に優先度は高くないと、覚えておきましょう!
興味のある方は、詳しい動画講座を載せているので、ぜひそちらをご覧ください。
(海野)今日はありがとうございました!中村さんの動画講座では、資産運用の方法を詳しく解説しているので、HPをチェックしてみてください。
(中村)ありがとうございました!