【活動報告】Microsoft AI for Startups DAYに参加しました!
日本マイクロソフト品川本社で、マイクロソフトのスタートアップ採択企業が参加する「Microsoft AI for Startups」のイベントに参加してきました!
お誘いいただいたのは、AIキャンプ技術顧問の高橋さん、ありがとうございました!
このイベントで、noteの深津さんや、マイクロソフトの有名なエンジニアや社員の方々、スタートアップの皆様と情報交換ができ、生成AIやChatGPTに関する知見をさらに深めることができました。
公開できない情報もありますが、以下に私が感じたことをメモしておきます。
生成AIなどに関する気付き・メモ
・シード値を制御して、出力を制御できる!?
・LLMの新しい検索エンジン「Azure AI Search」、「セマンティックランカー」の技術がすごい!パワポなどの構造をRAGで吸い出すのは難しかったが、急激にできるようになってきている。PDFアップでいける。すごい時代になってきた。
・画像認識の精度がものすごく高くなってきた。「GPT-4-Turbo with Vision」がすごい精度。いままでの文字認識「OCR」のレベルではない。画像認識を使用することで、グラフのスペルミス分析や、スペルミスのチェックもできる。ネジの欠陥検知などは、製造業にも使用できそう。
・ハルシネーションを回避したければ、とにかくRAG。RAGに画像を追加することも可能で、まさに「image RAG」という状態。
・最近では、画像だけでなく動画も分析できるようになってきた
・LLMからSLMへ。大規模言語モデルから小規模言語モデル。量から質への転換が起きている。安い、軽い、速い。Windowsに搭載できるらしい。スマホにAIが搭載される未来がまもなくやってくる。「phiファイ」「Orcaオルカ」が登場。「Phi-1」はたった13億パラメータでGPT-3.5(1750億パラ)を超える精度になっている。『汎用型LLM』だけでなく、『特化型SLM』が普及しそう。
・著作権問題、マイクロソフトが保障する
・画像認識×LLM×ロボット→ロボットが自分自身で説明できる時代に。「生涯物があるので、動けませんがあります」
・建設×生成AI→設計図がしゃべる時代に「〇〇の柱は16本使用されています」「××を使うとさらに強度を増せます」
・議事録AIの精度がすごい。オンライン向き。オフライン会議は、音声識別に課題があって難しい。ヤマハのマイクを使用して実験中。
・超大企業は、「日本リージョン」が必須。だからAzure。
・マイクロソフトサービスは、「Copilot」という名前がつくとローコード寄り、「Azure」という名前がつくろプロコード寄り
・Azureの「モデルマーケットプレイス」がすごい。Azure1つで、GPTだけではなく、LlamaやGeminiも呼び出せる。言ってみれば、『LLMがAPIのようになっている状態』にワクワクする。
・2023年のAIのイメージは「チャットで仕事が終わる世界」だけど、これからは「チャットをする前に仕事が終わる世界」になる
・AIの進化が速すぎる。サービスを抽象化・汎用化すると、巨大テック企業とぶつかって死ぬ。具体化・現実世界に進むと良い、不動産AIとか。
・2023年は、『生成AI元年』として歴史の教科書に乗る1年だった
・大事なのはスピード。「投資対効果」を考えない決断力が大事。・新サービス「プロンプトフロー」生成AIワークフローの構築調整評価ができる統合プラットフォーム。今後は、プロンプト技術+API技術だけでなく、『業務フローを可視化できる人材』が必要になる。つまり、『業務フローを整理する力は、このAI時代にめちゃくちゃ武器になる』。多分、プログラミングの意味が変わる。『業務フローを伝える力』がプログラミングになるかも
・AIのリテラシー格差がすごい。静岡のAIリテラシー、AI教育を進めるには、いろんな取り組みができそう。アイデアソンとかやろうかな。
最後、著名な方々とAIの未来についてワイワイお話ができました!良かったです!この内容は、またセミナーなどでお伝えします!