【新機能】ChatGPTの学習モード「Study Mode」がすごいので実演解説します!

今回は2025年7月29日にChatGPTに登場した新機能「学習モード(Study Mode)」について実演解説します。これまでの答えを出すAIと違い、ヒント型で学習の支援ができるモードで、まさに「AI家庭教師」をイメージさせる機能と言えます。さらに、プロンプトやメモリによってアドバイスが個別最適化(パーソナライズ)される点にも注目です。
▼目次
0:00 はじめに
0:57 実演1:ChatGPT Study Modeのイメージ
2:09 OpenAI公式解説
6:18 実演2:ChatGPT Study ModeはまさにAI家庭教師
8:25 実演3:ChatGPT Study Modeのパーソナライズが面白い
11:54 まとめ
▼文字起こし
こんにちは。AIキャンプの中村です。今回のテーマはこちら。ChatGPT 待望の新機能「学習モード(Study Mode)」がすごいので実演解説します。2025年7月29日に登場した ChatGPT の新機能、学習モード(Study Mode)を実演解説します。この機能は学校の先生や学生さんには待望の機能だと思います。というのも、ChatGPT などの生成AIは便利ですが、すぐに答えを出してしまうので学習につながりにくいんですよね。そこでその悩みを解決するのがこの学習モード。単に答えを教えるのではなく、学習を支援する“ヒント型”のAI機能です。今回は OpenAI の公式発表とともに実演していきます。使い方は簡単。ツールのところにある「あらゆる学びをサポート」というボタンをオンにして質問するだけ。なんと、ChatGPT の有料プランだけでなく無料ユーザーも使えるようです。まず普通のモードで「2+5は?」と聞くと「7です」と答えが出ますが、学習モードで「2+5は?」と聞くと、いきなり答えを言わずに「まずは自分で考えてみよう」「数直線で2からいくつ進むかな?」といったヒントを出してくれる。まさに家庭教師の先生のように思考を促してくれるわけです。では公式情報を確認しながら解説します。こちらが OpenAI の公式ページ。2025年7月29日、「学習モード」が新登場。すぐに回答を示すのではなく、段階的に考えながら理解を深められるよう学習をサポートするとのこと。本日、日本時間2025年7月30日、ChatGPT に新たに学習モードが追加されました。単に答えを提示するだけでなく、段階的な問題解決を通じて深い理解を促す学習支援機能です。無料版ユーザーはもちろん、有料版ユーザー、今後は ChatGPT Education のユーザーにも提供されるとのこと。ChatGPT は世界で最も広く利用されている学習ツールの一つ。多くの学生が宿題の問題を解いたり、試験勉強や新しい知識を深めたりするために ChatGPT を利用しています。大事なのは、ChatGPT が“本当の学び”を支える形で活用され、学生が内容を理解できるように支援すること。私は元高校教員で教育業界の方々も多く支援してきましたが、「学生が答えだけを丸投げで求めてしまい、自分で考えなくなる」という悩みをよく聞きます。ヒントを出し、知識を深める使い方が求められている中で、OpenAI は学習モードを構築しました。このモードでは学習の目標やスキルレベルに応じて回答が調整される。まさに個別最適化された学習です。こちらの理解度を伝える設定やメモリも活用されるはずで、そのあたりの進化も楽しみですね。さらに良いのは「学生に代わって課題をこなす」のではなく、「自らの学びについて批判的思考(クリティカルシンキング)を働かせる」点。AI は即答できますが、それが正しいかどうかを判断するのは人間。若い世代はAIの回答を鵜呑みにしてしまうことがあるので、この力は本当に重要です。学習モードは、すぐに回答を出すのではなく、ソクラテス式問答法に対応し、問いを重ねながら自分で考えさせるアプローチをとります。例えば分からない用語があれば「ソクラテス式問答法って何?」と普通モードで聞くと「質問を重ねて相手に自分で考えさせ、真理に近づかせる対話の方法」と短く説明してくれる、といった感じです。もう一つ重要なのがパーソナライズされたサポート。学生のスキルレベルを評価する質問や、以前のチャットのメモリに基づいて適切なレベルに調整されます。小学生の算数と大学院レベルの数学ではヒントの出し方が全く違うので、これはかなり重要。プロンプトやチャットのメモリ、カスタム設定で自分のレベル感を伝えるのがポイントです。では実際に触ってみましょう。学習モードをオンにして「y=x と y=-2x+6 の交点の座標を教えて」と入力。すると「よし、中村俊也くん、一緒にこの問題を考えてみよう。まず質問。交点って2つの直線がどんな関係になる点だっけ?」と、先生っぽくヒントが来ます。交点は2つの直線がぶつかる点で、x座標もy座標も同じになる点だよね、と確認したうえで、「2つの式の y は等しいはずだから連立してみよう」と導いてくれる。ここで y=x と y=-2x+6 を連立すると、x=-2x+6、つまり 3x=6 なので x=2。x=2 をどちらかの式に代入して y=2。交点は(2,2)と求められます。学校で学んだ手順が対話の中で自然に再現されるのが面白い。次に「三平方の定理って何?」と聞いてみます。「直角三角形に出てくる、辺の長さに関係するルールで、式は a²+b²=c² と書けるよ」と説明され、例えば「辺が3と4のとき斜辺は?」と問われる。計算すると 3²+4²=9+16=25、斜辺は √25=5。さらに練習問題として「直角三角形で、他の2辺が5cmと12cmのとき、斜辺は?」→ 5²+12²=25+144=169、√169=13、という具合に進みます。ここで「なんでこんなこと学ぶの?」と聞くと、「距離や長さを知りたいときに便利。地図の距離、建築やデザイン、ゲーム設計やロボットの動きでも三平方の定理を使う」と具体例を挙げてくれる。さらに「Minecraft 風の例」で出題してきました。「村人の家Aが(X=0, Z=0)、Bが(X=6, Z=8)。2点間の直線距離は?」という問題。X方向に6マス、Z方向に8マス離れているので、6²+8²=36+64=100、距離は √100=10。実は私が Minecraft 好きであることを ChatGPT が会話の履歴(設定→パーソナライズ)から把握しており、「君が好きな Minecraft で考えてみよう」と、興味に合わせて教えてくれたんです。好きなもので説明されると理解は早くなる。生徒一人ひとりにパーソナライズされたデータをもとに回答できるのは、人間の教師の力を明らかに超えていく部分でもあると触ってみて実感しました。まとめ。ChatGPT に新しく学習モード(Study Mode)が登場し、無料版ユーザーでも使えます。すぐに回答を示すのではなく、段階的に考えながら理解を深める“サポーター”、まさに先生や家庭教師のような教え方ができる。実際に使ってみると説明が上手で対話が楽しく、パーソナライズによりスキルレベルや学習の進捗、好みに合わせて適切なレベルで教えてくれるのが印象的でした。データに基づいて答える部分では、人間の先生をはるかに超えていくところもある。OpenAI 側も課題があることは認めていますが、進化していけばどんどん良くなるはず。AI が学習をサポートすることで、明るい未来が見えるような使い方だと感じました。今回は ChatGPT 待望の新機能「学習モード(Study Mode)」を紹介しました。ぜひ触ってみてください。ありがとうございました。


