Notion AIが超進化!注目機能2選(①エンタープライズリサーチ、②AIミーティングノート)社内データ分析や議事録作成ができる!

今回は、2025年5月の超進化した「Notion AI for Work」について実演解説します。Notionは、『情報の整理・共有・管理ができる”万能メモツール”』なのですが、ここに強力なAI機能が搭載されたことにより、ますます注目を集めています。特に、Notionなどのデータベース内を検索して回答する「エンタープライズリサーチ」機能と、高精度な文字起こしと議事録作成ができる「AIミーティングノート」が非常に強力なので、実演で紹介します。Notion AIは、AI×データ活用の重要なヒントになるツールですので、その点にも触れつつ紹介します。
▼目次
0:00 はじめに
2:44 Notionは万能メモツール
5:48 新しくなったNotionの「AIホーム」 GPTやClaudeが使える
6:42 Notion「リサーチ」で高度検索ができる
8:02 Notion AI for Workの進化と料金
9:26 Notion エンタープライズリサーチ
11:03 Notion エンタープライズリサーチ×高度検索
15:36 失敗例:Notionデータを使って回答
16:40 成功例:Notionデータを使って回答
18:38 Notionは簡単にデータを保存できる
19:07 Notion AI ミーティングノート
20:46 Notion AI ミーティングノートで英語動画をリアルタイム翻訳
22:23 ★議事録精度が高すぎて中村困惑
23:03 Notion AI ミーティングノート VS LINE WORKS Ai Note
25:58 まとめ「Notion AIはオールインワンAIツールに」
▼文字起こし
こんにちは、AIキャンプの中村俊也です。今回のテーマはNotion AIが超進化、注目機能2選――①エンタープライズリサーチ ②AIミーティングノート――社内データ分析や議事録作成ができる! 2025年5月に大型アップデートされたNotion AIを実演解説します。そもそもNotionは情報の整理・共有・管理ができる万能メモツール。この圧倒的な便利さと人気を誇るNotionにAI機能が大幅強化され、ますます注目を集めています。特に注目してほしいのは次の二つ。①エンタープライズリサーチはNotionなどのデータベース内を検索できる機能で、ChatGPTやインターネットの一般知識ではなく自社のデータベースから直接検索できるため法人で非常に期待されています。②AIミーティングノートは高精度な文字起こしと議事録作成が可能で、現状ではこのNotion AIのミーティングノートの精度が感動レベルです。Notionが何かを初心者にもわかりやすく解説しつつ、AI×データ活用のヒントになる内容も紹介しますので最後までご覧ください。本日の流れは①NotionとNotion AIの新機能紹介②エンタープライズリサーチ③AIミーティングノート④まとめです。エンタープライズリサーチではAI×データ活用の魅力と威力に触れ、AIミーティングノートは私たちが使用している議事録AI「LINE WORKS AIノート」と比較しながら紹介します。内容はAIキャンプのメンバーが実際に触った実体験なので価値ある情報をお届けできます。このチャンネルではChatGPTや生成AIに関する役立つ情報を発信しています。チャンネル登録もお願いします。では一つ目、NotionとNotion AIについてさくっと紹介します。Notionはさまざまなメモを取れる情報管理ツールです。私は多くのメモを残しており、たとえばAIが起こすバイアス強化問題を学んだ際には韓国の研究チームの論文URLや画像を貼りつけて記録しています。読書メモとして感動したポイントを書き留めたり、Adobe FireflyやAdobe Expressのセミナー記録を残したりと自由自在です。メモは共有も簡単で、請求書の書き方テンプレートを用意しておけば「請求書」と検索するだけで相手に共有できます。こうしたルーティンワークの効率化がNotionの強みです。さらに私は各ページにタグを付けてZettelkasten的にナレッジを管理しています。ここからは新しい「Notion AI Home」を紹介します。ChatGPTのように質問でき、モデルはOpenAIのGPT-4.1やAnthropic社のClaude 3 Sonnetなどを切り替え可能です。「Research」ボタンを押すとDeepリサーチ機能が使え、Web検索を有効にして「沖縄のおすすめスポットを教えて」と入力すると約4分で「2025年版沖縄おすすめ観光スポット徹底ガイド」として美ら海水族館、首里城、国際通り、2025年4月オープンの沖縄珍魚ミュージアム、今夏開業予定のジャングリアなど最新情報を提示してくれました。体感ではChatGPTやGeminiのDeepリサーチとほぼ同等です。Notion AI for Workで追加された主な新機能は①AI Home②Research③Notionや他アプリと連携するエンタープライズリサーチ④AIミーティングノートの四つです。利用には月額3,800円のビジネスプラン以上が必要で、1アカウント当たり3,150円とやや高価ですが多機能を考えると投資価値は大きいでしょう。ここからエンタープライズリサーチを実演します。モデルをNotion AI独自モデルに設定し「中村さんが最近読んだ本で感動したものを教えてください」と質問すると、私が読んだ『同志少女よ、敵を撃て』などがヒットしました。さらに「私が読んだ本を5冊ピックアップしてください」と尋ねると『同志少女よ、敵を撃て』『AIイネーブルメント』『GitHubで作る生成AIアプリ入門』『ゼロからわかるデータの教科書』『その仕事、AIエージェントがやっておきました』を提示。Deepリサーチで「中村さんの読書歴を整理し、彼の価値観を予測分析してください」と依頼すると、ビジネス・AI・戦略・自己啓発書を中心に読んでいる点を分析してくれました。データが少ないため一部ハルシネーションもありましたが、自分のメモを基に回答する点が画期的です。エンタープライズリサーチの真価は自分たちのNotionデータベースだけを検索して回答を生成できる点です。「私のNotionから回答して」と指示すれば外部Webを無視して社内ナレッジのみから答えます。試しに「AIキャンプは何を目指しているの?」と聞いたところ「AIでワクワクする社会をつくる」というミッションを社内ミーティングメモから正確に引き出しました。Slack、Google Drive、GitHub、SharePointなどとも連携可能でデータ統合AIの未来を感じます。チャット結果はワンクリックでページ保存でき、ナレッジを蓄積しやすいのも魅力です。続いてAIミーティングノートをLINE WORKS AIノートと比較します。Notionのデスクトップアプリでスラッシュから「AIミーティングノート」を選び、相手の同意を得るだけでリアルタイム文字起こしが開始されます。試しに「こんにちは、中村です。今YouTubeの撮影をしています。Notion AIのミーティングノートで文字起こしをしています」と話すと即座にテキスト化され、議事録要約まで自動生成されました。メモ欄には「話しているのは中村、田中さんが聞き手」といった手動メモも残せます。さらにYouTube動画も取り込め、スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学卒業式スピーチを再生すると英語がリアルタイムで日本語翻訳され、その内容を要約する精度に驚かされました。同時にLINE WORKS AIノートでも議事録を採取し比較したところ、Notionはリアルタイム表示と自動要約が優秀、LINE WORKSは話者識別と音声データ保存が強みという結果でした。総じてNotion AIの議事録生成は人間の100点を大きく超える250点級の体験です。まとめると、2025年5月に超進化したNotion AIの注目機能は①社内データベースを横断検索するエンタープライズリサーチ②高精度文字起こしと即時要約が可能なAIミーティングノートの二つ。Notionは情報整理・共有・管理にAIを融合させ、AI×データ活用連携を誰でも実践できるオールインワンAIツールキットへ進化しています。ChatGPTでは社内DBを検索できず、他の議事録AIは記録が散逸するなど単機能の限界がありますが、Notion AIはそれらを一気に解決します。AI×データ連携時代に備える上で一歩先を行く存在と言えるでしょう。まだNotionやNotion AIを触ったことがない方もぜひ試してみてください。データ連携の詳細は今後も紹介していきますのでお楽しみに。以上、ありがとうございました。