業界・職種研究で押さえておきたい17のポイント(就職活動)

業界研究 職種研究 17のポイント ラーニングカレッジ キャリア教育の専門家 中村俊也

「業界研究・職種研究ってなんでやるの?」

「業界研究・職種研究って、具体的にどうやるの?」

そんな就活生の疑問にお答えします。

本記事では、業界研究・職種研究で押さえておきたい17のポイントを解説。

この手法に取り組めば、業界や職種研究の目的や、具体的な方法が分かり、就職活動の良いスタートが切れるようになりますよ!

自己分析と合わせて進めていきましょう。

本記事の内容は、2022年5月25日、静岡文化芸術大学の3年生キャリアガイダンスで講演しました。

キャリアガイダンス 静岡文化芸術大学 2022年5月 中村俊也

この記事を書いている人

中村俊也

キャリア支援の専門家 / 中村俊也(なかむらとしや)

①高校教師→②大学キャリアセンター→③国家資格キャリアコンサルタントという経歴を持ち、これまでに数百名の進学・就職・転職を支援してきた、キャリア支援の専門家です。

2021年には、キャリア教育の専門性が評価され、書籍「もし高校生にこれからの生き方を聞かれたら」を出版。現在は、高校・大学・各種公的機関などで、キャリアに関する講演活動なども行っています。

  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • JCDA(日本キャリア開発協会)認定キャリアアドバイザー
  • 進路アドバイザー
  • 静岡文化芸術大学キャリアガイダンス講師 など

個別相談ご希望の方には、1対1のオンラインキャリア相談を行っています。良ければご利用ください。

「60分で、頭の中を見える化する」 オンラインキャリア相談はこちら

業界・職種研究 3つの目的

業界研究 職種研究 17のポイント 3つの目的 ラーニングカレッジ キャリア教育の専門家 中村俊也

業界・職種研究の目的1 世の中にある仕事を知り、企業選びの軸を作るため【就活軸】

1つ目の目的は、世の中の仕事を知り、企業選びの軸を作るため。つまり、就活軸を作るためです。

あなたは、日本にどのくらいの企業があるか知っていますか?

・4万社?

・40万社?

なんと、実は400万社もあるんです!

しかし、実際に説明会などで詳しく調査できるのはせいぜい50社。全ても見るコトは不可能です。

ですから最初は、「業界」というグループに分けて、調べる企業を絞り込むことが大事なんですね。

業界・職種研究の目的2 自己PR・志望動機に深みを出すため【選考対策】

2つ目の目的は、自己PR・志望動機に深みを出すためです。つまり、選考対策ですね。

書類審査や面接では、高確率で「業界や職種に関する志望動機」が聞かれます。

・「なぜこの業界を志望したの?」

・「どんな仕事がしたいの?」

そんな時、業界や職種の理解を深めていないと、どうしても浅い回答になってしまいます。

業界・職種研究は、選考対策としても必須なんですね。

業界・職種研究の目的3 ビジネスの視野を広げるため【成長】

3つ目の目的は、ビジネスの視野を広げるためです。つまり、自分の成長のためです。

就職活動は、ビジネスの視野を広げて、レベルアップする大チャンス!

というより、世の中の仕事について、これほど真剣に考える機会はそれほど多くはありません。

目先の就活だけでなく、将来のためにも、視野を広げておきましょう。

業界研究 9つのポイント

業界研究9のポイント ラーニングカレッジ キャリア教育の専門家 中村俊也

業界研究ポイント1 世の中の業界を知ろう

業界研究の第一歩は、世の中の業界を広く・浅く知ることです。

まずは、業界を知らないと企業の選びようがありません。ざっくりで構わないので、最初は先入観を持たずに調べましょう。

ちなみに、業界は大きく8+2つに分類されます。

  • 製造業(メーカー)
  • 流通業・小売業
  • 商社
  • 金融業
  • サービス業
  • インフラ業
  • 広告・通信・マスコミ
  • IT・ソフトウェア
  • (官公庁)
  • (専門職)

私は、就活では基本となる8業界+官公庁と専門職を加えた10業界に大別すると、分かりやすいかなと思っています。

業界研究ポイント2 業界の基本情報を調べよう

業界を広く浅く調べた次は、深く調べていきましょう。

調べるポイントは、次の項目

  • 業界の概要(どんな業界?)
  • 業界のニュース(課題、成長性など)
  • 代表的な企業
  • ビジネスモデル(特に、どんな提供を価値しているか)
  • 市場規模
  • 関連業界

特に、①業界概要と、②業界ニュースはほぼ必須。差がつくのが④ビジネスモデルの理解です

選考対策と比べて、業界研究はついつい手を抜きがち。

逆に言えば、差がつくポイントなので、しっかり研究しておきたいですよね。

できれば、「業界ノート」を作って、自分でまとめていくくらいの気合いが欲しいですね。

業界研究ポイント3 興味のある業界を調べよう

業界を絞る一番簡単な方法は、自分の興味・関心から調べることです。

まずは素直に、ピンとくる業界を調べましょう。

業界研究ポイント4 興味のない業界も調べよう

興味のある業界を調べたら、次は、あえて興味のない業界も調べてみましょう。

「食わず嫌いは、もったいない」です。

意外な業界に、魅力的な就職先があるかもしれません。

調べる際は、

  • 家族・友人・知人の業界を調べる
  • 先輩が就職した業界を調べる
  • 給料(お金)や成長性などで選ぶ
  • 身近な業界を調べる

などの方法がありますね。

業界研究ポイント5 BtoB企業も調べよう

就活では、消費者の目に触れやすいBtoC企業だけでなく、BtoB企業も積極的に調べましょう。

BtoB企業は、「Business to Business」の略で、企業と企業の取引を、

BtoC企業は、「Business to Consumer」の略で、企業と消費者の取引を指します。

当然ですが、一般消費者の目に触れやすいBtoC企業は、激戦になりやすく、逆に、BtoB企業は狙い目になります。

「飲食・サービス・小売」のような目につく仕事だけでなく、「仕入先」や「取引先」にも目を向けましょう。

業界研究ポイント6 志望業界を3つに絞ろう

就活では、志望業界を3つくらいに絞るのがオススメです。

1つでは少なすぎますし、逆に10個もあると調べきれませんからね。

業界研究ポイント7 仮の志望ランキングをつけよう

就職活動では、仮の志望業界ランキングを付けることをオススメします。

というのも、仮でもいいから決めておかないと、具体的なインターンや説明会の企業が選べないからです。

「とりあえず…」で全然OKです。

「やっぱり違った」と思えば後で変更しちゃえばいいので、どんどん仮決めしていきましょう。

業界研究ポイント8 トップ企業を調べよう

業界を理解したければ、トップ企業を調べるのが手っ取り早い方法です。

大企業を調べれば、中小企業の業務もカバーしていますし、おのずと業界全体の理解が深まります。

例:「三菱UFJ銀行」を調べれば、「静岡銀行」の理解も深まる

業界研究ポイント9 業界の志望理由を言葉にしよう

これは「選考対策」なのですが、業界の志望理由は、しっかりと言葉に整理しておきましょう。

「私が〇〇業界を志望した理由は~~です」

と、はっきりと言えるようにしておくとGOODです!

職種研究 5つのポイント

職種研究 5つのポイント ラーニングカレッジ キャリア教育の専門家 中村俊也

職種研究ポイント1 世の中の職種を知ろう

まずは、世の中にある職種を知りましょう。

世の中には、営業職、販売職、事務職など、山ほど職種があります。

就活サイトなどでくわしく解説されているので、どんな職種があるか広く・浅く見てみましょう。

職種研究ポイント2 各職種の特徴を知ろう

職種を広く浅く調べた後は、興味のある職種を、深く調べていきましょう。

例えば、次のようなポイントを調べるのがオススメです。

  • 業務内容(1日の仕事の流れ含む)
  • 求められるスキルや経験
  • キャリアパス(3,5,10年後どのような仕事をしているのか)
  • その職種は自分の性格に合っているのか
  • その職種は自分のどのようなスキルや経験が活かせるのか

職種研究ポイント3 仮の志望順位をつけよう

業界研究と同じく、仮の職種希望ランキングをつけることで、行動ができます。

営業職なら営業職。事務職なら事務職と、仮決めして調査を進めましょう。

職種研究ポイント4 キャリアステップを考えよう

職種の中には、実は新卒では就きにくいものがあります。

新卒では就きにくい職種

  • 経営職
  • 企画職
  • バイヤー
  • マネージャー

経営職やマネージャーのように人を管理したり、企画職やバイヤーのように実務経験がないとできない仕事は、いきなり配属される可能性はかなり低いでしょう。

ですから、こうした職種を希望する場合は、キャリアステップを考えるのです。

キャリアステップとは、就職したあとの職種変更。ステップアップのことです。

例えば学習塾なら、「スタッフ」→「塾長」→「エリアマネージャー」と、少しずつ責任の大きな職種にステップアップします。

どのような業界でも、こうしたキャリアステップがあるものですから、説明会などで確認すると良いでしょう。

職種研究ポイント5 自己PR・志望動機につなげよう

職種研究も、自己PR・志望動機につながってくるので、選考対策として準備しておきましょう。

ちなみに職種ならではの注意点があって、履歴書やESなどの書類を作る時は、「企業の募集要項に記載している職種名」を使うようにしましょう。

まとめ

本記事では、業界・職種研究で押さえておきたい17のポイントを解説しました。

業界・職種研究 17のポイント

■業界・職種研究 3つの目的

1 世の中にある仕事を知り、企業選びの軸を作るため【就活軸】
2 自己PR・志望動機に深みを出すため【選考対策】
3 ビジネスの視野を広げるため【成長】

■業界研究 9つのポイント

1 世の中の業界を知ろう
2 業界の基本情報を調べよう
3 興味のある業界を調べよう
4 興味のない業界も調べよう
5 BtoB企業も調べよう
6 志望業界を3つに絞ろう
7 仮の志望ランキングをつけよう
8 トップ企業を調べよう
9 業界の志望理由を言葉にしよう

■職種研究 5つのポイント

1 世の中の職種を知ろう
2 各職種の特徴を知ろう
3 仮の志望順位をつけよう
4 キャリアステップを考えよう
5 自己PR・志望動機につなげよう

このポイントを押さえれば、業界・職種研究の基礎理解はばっちりです!就職活動の良い一歩が踏み出せるようになりますよ!

差がつく部分なので、ぜひ真面目に取り組んでみてくださいね(^^

この記事を書いている人

中村俊也

キャリア支援の専門家 / 中村俊也(なかむらとしや)

①高校教師→②大学キャリアセンター→③国家資格キャリアコンサルタントという経歴を持ち、これまでに数百名の進学・就職・転職を支援してきた、キャリア支援の専門家です。

2021年には、キャリア教育の専門性が評価され、書籍「もし高校生にこれからの生き方を聞かれたら」を出版。現在は、高校・大学・各種公的機関などで、キャリアに関する講演活動なども行っています。

  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • JCDA(日本キャリア開発協会)認定キャリアアドバイザー
  • 進路アドバイザー
  • 静岡文化芸術大学キャリアガイダンス講師 など

個別相談ご希望の方には、1対1のオンラインキャリア相談を行っています。良ければご利用ください。

「60分で、頭の中を見える化する」 オンラインキャリア相談はこちら