【要注意】生成AIで稼げなくなるビジネスとは?(破壊的イノベーションに備えよう)
「最近、AIが話題になってるけど、ビジネスにどんな影響があるの?」
そんな疑問はありませんか?
2022年、高性能の「画像生成AI」や「チャットAI」が登場し、世界に衝撃が走りました。
このニュースを見て、「AIに仕事が奪われるかも…!?」、なんて不安を抱えている人も、少なくないと思います。
おそらく、今ある仕事が、すぐにAIに置き換わる可能性は低いでしょう。
しかし、一部のビジネスは「AIとの価格競争」に陥り、「稼ぎにくくなる」と予想されます。
もしあなたが、起業やビジネスを志すのであれば、逆風となるビジネスは避け、時代の波に乗ったビジネスを選択したいですよね。
そこで今回は、『生成AIで稼げなくなるビジネスとは?(破壊的イノベーションに備えよう)』というタイトルで、AIがもたらす未来を予測します。
この記事を見ると
・生成AIがもたらす未来予測が分かり、
・「起業したのに、全然稼げなかった…!」という悲惨な未来を回避できる確率が高まります。
まだまだ未知数な部分はありますが、ぜひ最後までご覧ください。
生成AIとは?
いま話題になっているAI(人工知能)は、「ジェネレーティブAI(Generative AI)」、日本語では「生成AI」と呼ばれます。
AI 1.0 から AI 2.0へ
AI 1.0 = Analytics AI = 分析するAI
AI 2.0 = Generative AI = 生成するAI
これまでのAIは「AI 1.0」とか「分析するAI」と呼ばれ、分析が得意でした。
例えば、Googleを見ていると、自分の年齢・性別・興味に近い広告が表示されますよね?あれば、AIがあなたを分析しているんです。
一方、「AI 2.0」は、文章やイラストなどのコンテンツを「生成するAI」のことで、AI 1.0とは質的に違うものだと言われています。
今回は、このAI 2.0、生成AIについてお話します。
画像生成AIが「商業デザイン」に使える
2022年夏、「画像生成AI」が大きな話題になりました!
テキストを入力するだけで、あっという間にイラストが作成可能!
私も試しに100点ほど作品を作ってみたのですが、イラストが全く描けない私でも、かなりクオリティの高い画像がサクサク作れます。
非常に衝撃を受けました。
※有名なものに、「Midjourney(ミッドジャーニー)」や「Stable Diffusion(ステーブル・ディフュージョン)」がありますが、これはまだまだ序の口なんだと思います。
※ここでは書けませんが、エロ系もすごいことになってます…(笑)
そして、画像生成AIは、商業デザインに活用できそうです。
企業のロゴ・キャラクター・服・靴・鞄・看板・インテリア・建物の内装・建築・マンガ・チラシ・パンフレット・広告・バナーなど、画像生成AIは、どんどんビジネスに活用されるでしょう。
世の中の人は、画像生成AIを見て
「ただのお絵かきでしょ」
と思っているかもしれませんが、ただのお絵かきというレベルをはるかに超えているんです。
AIが平均的なクリエイターのレベルを超える
そしておそらく、そう遠くない未来に、AIが平均的なクリエイターのレベルを超えるでしょう。
するとどうでしょう?
一握りのトップクリエイターはともかく、大多数を占める多くのクリエイターは、AIが作るデザインと比較されます。
その結果、価格競争に陥り、めちゃめちゃ稼ぎにくくなってしまうのです。
これは、ほぼ避けようのない未来です。AIと真正面から勝負して、AIと同じようなデザインを作ることには、もう本当に価値がなくなります。
しかし、悪いことばかりではありません。
「AIを使いこなせる」ようになったり、「AIが苦手とするデザインができる」のであれば、むしろ、高い付加価値が生まれるかもしれません。
今後の基本戦略
× AIと同じことをする
〇 AIを使いこなす
〇 AIが苦手なことをする
では、今私たちは何をすれば良いのでしょうか?
それはずばり、「AIを知る」こと、そして「AIに慣れる」ことが極めて重要です。
行動を始めましょう。
チャットAIが世界を変える
画像生成AI以上の衝撃を与えたのが、「テキスト生成AI」や「チャットAI」です。
2022年11月30日には「ChatGPT」というAIが発表され、その精度に世界中が驚きました。
ChatGPTに質問をしてみましょう。
すると、人工知能がそれに対する回答をぬるぬると生成してくれます。使ってみると分かりますが、「ついにここまできたか!」と衝撃を受けます。
試しに、「ハリーポッターの読書感想文を書いて」とお願いすると、この通り。わずか数十秒でテキストが生成されました。
チャットAIを使えば、東大の入試問題や、難解な司法試験も一瞬で解けます。問題を作ることだってできるし、アイデア出しや、ちょっとした疑問・悩み事にもサラサラと答えてくれます。
他にも、「キャッチコピー」「ブログの文章」「学術論文」「小説」「メールの文章」「入試問題の作成」「解答の作成」など、テキストを作る仕事は、まさにAIの独壇場となるでしょう。
人間がゼロから文章作るより、AIを使った方が早くなるでしょう。これは大革命ですね。
そして、このチャットAI、場合によっては、Google検索より便利かもしれません。
私たちは今、当たり前のように「Googleで検索」しますよね?そのうち、「AIに尋ねる」ことが日常の光景になるんだと思います。
さらに、チャットAIに質問すれば、HTMLやCSSなどのコードも、瞬時に生成してくれます。もう天才です。自分でコードを書かなくても、AIが作ってくれるので、WEBサイトの制作や、アプリの開発が、さらに簡単になるでしょう。
また、こうした技術を応用すれば、「マンガ制作」、「作曲」、「映像制作」だってできるみたいです。
すごい時代がやってきました。
余談ですが、ChatGPTはあまりにも衝撃的な技術で、ユーザー数は、たった5日で100万人を突破したそうです。これは、Instagramが普及する15倍ものスピード。
まもなく、一般人が当たり前のようにAIを使う日がやってきます。
これからは、テキスト・画像・コード等が、AIによって爆速で量産されるようになります。
そして恐ろしいことに、おそらく、ChatGPTの技術なんて、まだまだ序の口にすぎないんだと思います。
チャットAIは超スピードで進化し、世界を変えていくでしょう。
人ではなく、「AIに相談」するようになる
2022年12月、AIが司法試験に合格しました。「AI弁護士」の誕生も時間の問題でしょう。
そのうち、「AI医師」「AI薬剤師」「AI先生」「AI観光案内」「AIカウンセラー」・・・あらゆるものがAIになりそうです。
するとどうなるでしょう?
人ではなく、AIに相談するようになります。
こうなると、「相談窓口にお客様が来ない」という現象が起きます。
「専門家に相談する前に、まずはAIに聞いてみよう」 → 「AIすげえ!解決しちゃった!」
となれば、相談に行かないですよね。
つまり、「相談・助言型ビジネス」の一部が成り立たなくなるか、価格崩壊が起こります。AIと価格競争になるのです。
もちろん、AIが全ての悩み事を完璧に解決するのは難しいでしょう。
答えのない問題、抽象的な問題、個人個人の事情に沿った問題などは、AIにはハードルが高いかもしれません。
しかし、答えがはっきりしている問題は、人間よりAIの方がおそらく優秀です。例えば、「試験問題の解答」とか、「法律に関する相談」とか。
実は私、元高校化学の教師なのですが、生徒から「この問題教えて」と言われた時に、いつも完璧に答えられるわけではありませんでした。「ちょっと待ってね…」と時間がかかることがあれば、時には間違えることだってあります。
しかし、AIなら瞬時に、正確な解法を生成するでしょう。こうなると、人間を雇うより、AIを使った方がいいかもしれません。
このように、AIは一部の産業の在り方を大きく変えることになるでしょう。
ですから、「相談」や「助言」によってビジネスをしている方は、「AIができるレベル」を、正確に把握しておいた方が良いでしょう。
AIができないなら、そこまで恐れる必要はありません。しかし、AIに置き換わってしまうのなら、そのビジネスで稼ぐのは非常に困難になるでしょう。
AIについて理解を深めましょう。
生成AIによる破壊的イノベーションに備えよう
生成AIのように、新しい技術が既存の技術を破壊することを、「破壊的イノベーション」と呼びます。
例えば、「洗濯機」がある現代では、手洗い用の「洗濯板」を買う人はほとんどいませんよね。「スマホ」があるので、音楽を聴く「音楽プレーヤー」はほぼ売れません。「LED」が登場した現代では、「白熱電球」の売上はどんどん減少しています。
最近だと、「YouTube動画」や「動画教材」が普及したので、「学習塾」や「講師業」は非常に厳しくなっています。「知識の提供」だけでお金を稼ぐのは、あまりにも厳しい時代になったのです。
ですから、もしあなたがビジネスをやるのなら、破壊的イノベーションには目を向けておきましょう。
それでは、破壊的イノベーションの例を、デジカメとスマホで説明してみます。
デジカメを作っている企業は、お客様のニーズを満たし、他社との競争に打ち勝つために、製品の性能をどんどん向上させます。
その結果、製品の性能は、いずれはお客様の求める性能を上回ってしまいます。
デジカメって、たくさんの機能がついていますよね?私からすると「ボタンが多すぎて分からん!こんな機能いらねーよ」と思っていしまいます…。
そんな中で登場したのが、携帯電話のカメラです。いわゆる「ガラケー」の時代は、性能が低くて使いものにならなかったのですが、最近のスマホは十分にきれいな写真が撮れます。
こうなってくると、日常の写真を撮る程度なら、わざわざ高くて複雑なデジカメを買う必要はありません。結果として、デジカメの売上は下がり、スマホへと市場の交代が起こります。
これが、破壊的イノベーションの原理です。
イノベーションは、一般人が日常的に扱うレベルになると、革命になります。
最近は、VRやAR、仮想空間(メタバース)、NFTなどが話題になっていますよね。しかし、一般人にはまだまだ縁のない技術で、あまり脅威ではありません。
一方で、インターネット、スマートフォン、YouTube、LINE、SNSなどは、日常に溶け込み、世界を劇的に変化させました。
これと同じことが、生成AIで起こります。
生成AIは、ほぼ確実に社会に浸透し、既存の産業に破壊的イノベーションを起こします。
この変化は、しっかりと追いかけたいですね。
まとめ
今回は、生成AIで稼げなくなるビジネスとは?(破壊的イノベーションに備えよう)』というタイトルで、AIがもたらす未来を予測しました。
まとめ
- 生成AIが世界を変える時代がやってきた
- 画像生成AIは、商業デザインに使える
- AIが平均的なクリエイターのレベルを超え、価格崩壊が起きる
- 「AIと同じことができる」ことには、ほぼ価値がなくなる
- 「AIに慣れ、AIを使いこなす」ことが重要
- 「AIが苦手なこと」は、引き続き価値が残る
- チャットAIが爆発的に普及する
- テキスト・コード・画像等が、爆速で量産される
- 「Google検索」のように、「AIに尋ねる」ことが日常になる
- 人ではなく、AIに相談するようになる
- 相談・助言型のビジネスの一部で、価格崩壊が起こる
- 早くAIに慣れよう!
- もっとAIを理解しよう!
- 生成AIは、ほぼ確実に社会に浸透し、破壊的イノベーションを起こす
今回の内容はまだまだ未知の部分が多く、間違っている部分もあると思うので、ご容赦ください。
ただ、AIについて理解を深めることは、かなり価値があると感じています。
まずは、AIについて理解を深めておきましょう。
続きの動画もおススメです↓