【衝撃】ChatGPTの第3のデータ追加術!『脳の文字起こし』で、AIが創造的なパートナーに進化する!?

【衝撃】ChatGPTの第3のデータ追加術!『脳の文字起こし』で、AIが創造的なパートナーに進化する!?_ChatGPT_生成AI_AIキャンプ静岡_ラーニングライト_中村俊也

こんにちは、AIキャンプの中村です。今回はChatGPTに与えるデータについて、重要な話をしたいと思います。一言で言うと、「脳の文字起こし」です。

ChatGPTのような大規模言語モデルは、ネット上の膨大なデータを学習しています。しかし、あまりにも膨大な知識を持っているため、どうしても平均的でつまらない回答になってしまったり、知識を持っていない場合は、答えることができない、という弱点を持っています。

なので、ChatGPTに「追加のデータや知識を与える」という技術が、ものすごく注目を集めています。例えば、MicrosoftのBingや、Google Bardでは、ネット上にある情報を検索して、情報を追加することができます。また、検索拡張機能「RAG」という技術を使えば、会社の中にある独自のデータベースから、情報を引き出すことも可能です。

しかし、私がここで注目しているのは、インターネット情報でも、社内情報でもない、3つ目の大切なデータ源です。それは何かと言うと、脳の中にあるデータです。想像してみてください。もしあなたが、脳の中に蓄積されたデータを使ってAIを動かすことができれば、ものすごい可能性があると思いませんか?

人間の頭の中には「これってこうやるといいよね」という知識やノウハウがあります。会社などの組織では「この仕事はAからやるより、Bからやった方がいいよね」みたいな、言葉になっていないルール、「暗黙知」がありますよね?
このような、人の頭の中にある「非言語化情報」を、文字起こししてデータにし、ChatGPTに与えましょう、というのが、私が伝えたいことです。

分かりやすいように、「セミナーのタイトル、キャッチコピーを作る」という事例を考えてみましょう。
ChatGPTに、「AIセミナーのキャッチコピーを作って」と質問してみます。すると、「AIが切り開く、未来の可能性」みたいな、ふわっとした微妙な回答が返ってきました。これでは、とても集客できません。おそらく、一般的なキャッチコピーというのは、「やっちゃえ日産」とか、「カラダにピース、カルピス」のような、大企業がブランドイメージを作るための、恰好良い言葉を指しているのだと思います。しかし、ビジネスの現場で求められているのは、ブランドイメージを作るためのキャッチコピーではなく、お客様にグサッと刺さる、売れるキャッチコピーです。

例えば、「フリーランス1年目必見、確定申告攻略セミナー」とか、「講座満足度が3倍になる、プレゼン特訓講座」といった、具体的なメリットを訴求する、鋭いキャッチコピーが効果的です。

私はこれまでに、約270本のセミナーを企画・主催し、どういうタイトルが刺さるのかというノウハウを持っています。例えば、「講座に参加するメリットを強く示すこと」「受講者が抱える悩みや欲求に訴求すること」「できれば、タイトルに数字を入れること」このようなノウハウを持っています。それでは、私の頭の中にあるノウハウを文章にして、そのPDFをChatGPTに与えてみましょう。もう一度、「AIセミナーのキャッチコピーを作って」とお願いしてみます。するとどうでしょう。「3時間でマスター!文章作成が6倍速になるAIライティング超実践講座」このような、非常に鋭く、受講者を刺激するタイトルを作ることができました。これは、私のノウハウを具体的にデータ化し、ChatGPTに与えた効果の一例です。このように、一般的な情報源だけではなく、個々人の専門知識や経験を活用することで、AIの回答はより有用で実践的なものになります。

さらに、この方法はセミナータイトルに限らず、様々な分野に応用可能です。例えば、料理のレシピ作成、スポーツのトレーニングメニューの作成、会社経営に関するアドバイスなども可能です。ある企業のマーケティング部門で働く人が、長年の経験から得た「顧客心理の理解」や「効果的な広告戦略」などの知見をデータ化し、ChatGPTに与えれば、AIはそれを基に、より効果的なマーケティング戦略を提案できるようになります。教育分野では、先生が培ってきた経験を基に、独自の教育プログラムを開発することも可能です。医療分野では、医師の経験や直感を元に、より精度の高い診断や治療方法の提案が期待できます。このように、人間の「暗黙知」をAIに組み込むことで、AIはさまざまな分野で革新的な役割を果たすことができるようになります。AIは単なる機械ではなく、創造的なパートナーへと進化するのです。いかがでしょうか?

人間が、言葉にできておらず、インターネット上にも存在しない「暗黙知」。私はここに、ものすごく大きな可能性を感じています。これからは、人間の知性が、AIという空間に複製・拡張される世界線になります。分かりやすく言えば、「あなたの分身」が、コンピュータの上で勝手に作業をしてくれるようになります。この未来は、確実にやってきます。

今日の話を聞くと、「怖いな」と感じる人がいるかもしれませんが、そんなに怖がる必要はないと思います。「脳の文字起こし」というのは、「職人さんが持っているマル秘テクニックを、他の人にも教えてあげる」、というイメージです。ですから、私たちの知識や経験をAIと共有することで、より豊かな未来が作れるようになると、私は考えています。まとめると、人間の脳の中にある暗黙知というデータに、私はものすごい可能性を感じている、ということです。

この考えが正しいかどうかは、未来で答え合わせをしたいと思います。今回は、自分の頭の中を整理する意味でも、この動画を撮影しました。ぜひ皆様とも、意見効果がしたいと思います。それでは以上です。ありがとうございました。