インデックスファンドの選び方を3STEPで解説!(eMAXIS Slim全世界株式、楽天VT)【第7話】

「これからインデックス投資を始めたいけど、具体的にどの商品(インデックスファンド)を選べばいいの?」

こんな疑問にお答えします。

投資信託は1万4,000本もあって選ぶのが大変!

そこで本記事では、たった3ステップで具体的な商品名(インデックスファンド)が選べる方法をお伝えします。

先に結論をお伝えすると、私のオススメは「eMAXIS Slim全世界株式オール・カントリー

この商品は、私自身も投資している商品です。

ぜひあなたもこの記事を読んで、全世界株へのインデックス投資をスタートさせてくださいね!

本記事は全世界株投資「第7話」です。第6話はこちら↓

この記事を書いている人

中村俊也

家計改善&運用アドバイザー / 中村俊也(なかむらとしや)

金融商品の販売をしない中立の立場から、生活費の削減方法や、長期的な資産運用の方法を教えている。ラジオ番組のレギュラーや、メルマガでの情報発信、セミナーなどを行っている。

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インデックスファンド選びの3STEP

インデックスファンドは、次の3STEPで選ぶことができます。

  • STEP① 投資先の資産を選ぶ
  • STEP② 経済指数を選ぶ
  • STEP③ ファンドを選ぶ
インデックスファンド選びの3STEP ラーニングカレッジ 中村俊也

それでは順番に見ていきましょう。

STEP1 投資先の資産を選ぶ

インデックスファンド選びの1つ目のステップは、「投資先の資産を選ぶ」ことです。

あなたが投資するのは、

  • 日本株でしょうか?
  • 先進国の債券でしょうか?
  • それとも、不動産でしょうか?

まずは、こうした資産の種類を決めないと、話になりません。

では、私たち一般人に、オススメの投資先はどこでしょうか?

それはずばり、

成長率の高い外国株式のインデックスファンド!

こちらの図を見てください。

リスクとリターンの相関図

これは、「リスクとリターンの相関図」と言って、各資産のリスクとリターンの位置関係を示しています。

投資初心者の場合、資産の大部分を「安全な現金」で保有していますから、

「高リターンを狙った外国株」を組み込むことで、バランスの良い資産配分を作ることができます。

もちろん、運用額が高額になった場合や、投資終盤では、リスクを抑えた「債券」を組みこむことも有効です。

しかしまず初めは、外国株で積極的にリターンを狙っていきましょうね!

特に私がオススメしたいのは、世界企業の株全体に投資する、「全世界株式」です!

ここまで決まったら、経済指数を選んでいきましょう。

STEP2 経済指数(インデックス)を選ぶ

インデックスファンド選びの2つ目のステップは、「経済指数(インデックス)を選ぶ」ことです。

前回の記事で説明した通り、オススメは、

世界全体の株式に投資できる「MSCI ACWI(オールカントリー・ワールド・インデックス)」指数です。

「MSCIオールカントリーワールドインデックス」は、世界全体の株価をカバーするインデックス指数。

グーグル・アマゾン・アップル・フェイスブック・テスラ・マイクロソフト・ネスレ・ルイヴィトン・サウジアラムコ・アリババ・サムスン・トヨタ・ソフトバンク・・・など、

世界中の名だたる企業が含まれていますから、言ってみれば、世界経済そのものを表す指数と言っても過言ではありません。

これ1つに連動するインデックスファンドを買えば、世界全体に投資ができます。

MSCI ACWI 世界全体の株価をカバーするインデックス指数

なお、「全世界株と、先進国株と、米国株の3つなら、どれが一番いいの?」という質問がよくあがります。

私個人としては全世界株がオススメなのですが、

正直言ってしまえば、「どれでもOK」です。

というのも、世界全体の株価のうち、9割は先進国が占めています。1割の新興国株が入ったところで、正直それほど大きな差にはなりません。

また、先進国株と言っても、7割は米国株が占めています。

現状ではアメリカ企業が圧倒的に強いので、どの投資法にしても、米国株に資産の大部分を投資していることに変わりありません。

ですから、この3つは誤差の範囲

正直言ってしまえば、趣味のレベルかなと感じています。

全世界株、先進国株、米国株

もし先進国株に投資したいのなら、「MSCIコクサイ」という指数へ、

もし米国株に投資したいのなら、「S&P500」という指数を検討しましょうね。

特に最近は、アメリカ企業がめちゃくちゃ強いので、S&P500投資を好む人が増えてきましたね。

ただ私としては、

アメリカ1国に資産を預けるよりも、

シンプルに、世界全体へ広く分散投資する戦略の方が、安心感があると思っています。

最近は、新興国が凄まじい勢いで成長していますから、そうした恩恵を得るためにも、全世界株投資が良いと私は考えます。

結論としては、この3つならどれでもOKです。

なお、「MSCI ACWI」と同じような指数に、

FTSE グローバル・オールキャップ」という指数もあります。

こちらはややマニアックな指数ですが、MSCIと似たような指数ですから、こちらを選んでも良いですよ。

STEP3 ファンドを選ぶ

インデックスファンド選びの3つ目のステップは、「具体的な商品(ファンド)を選ぶ」ことです。

ファンド選びの6つの基準

インデックスファンド選びの基準は、次の6つです。

インデックスファンドを選ぶ6つの基準

  1. つみたてNISAの対象ファンドであること
  2. 運用手数料が0.3%以下であること
  3. 毎月分配型ではないこと
  4. 純資産総額が30億円以上あること
  5. 設定から3年は経過していること
  6. 知名度があり、情報がキャッチしやすいこと

1つ目は、つみたてNISA対象ファンドであること。

つみたてNISA対象ファンドは「金融庁お墨付き」ですから、良い商品ばかり。

逆に言えば、つみたてNISAに選ばれていない投資信託は、選ぶ理由がありません。

2つ目は、運用手数料が0.3%以下であること。

手数料は投資の成績に大きな影響を与えますから、できるだけ抑えたいもの。

手数料(信託報酬)が0.3%以下であれば文句なし。

もちろん、手数料を抑えためにも、SBI証券や楽天証券などの「ネット証券」で投資するのが大前提ですよ!

3つ目は、毎月分配型の投資信託は選ばないこと。

毎月分配型は手数料も高く、複利効果が発揮されず、長期投資としては非常に悪質な商品です。

「分配なし」か、決算回数が少ない(年1~2回)商品を選ぶようにしましょう。

4つ目は、純資産総額が30億円以上あること。

あまりにも資金が集まっていないファンドは、安定感に欠けるファンドです。

目安として、純資産総額が30億を超えていれば、かなり安心な商品と言えるでしょう。

5つ目は、設定から3年は経過していること。

どんなに良い商品でも、新しすぎる商品には不安が残ります。

3年くらい経過している商品を選べば、その後も安心と言えるでしょう。

6つ目は、知名度があり、情報がキャッチしやすいこと。

知名度が高さは、ファンドが魅力的という証拠と言えます。

また、何かあったときにすぐに情報をキャッチできることは重要で、わざわざマニアックな商品に手を出す必要はありませんよね。

では、この6つの厳しい条件を満たした3つの商品を紹介します。

なお、第1位~第3位を紹介していますが、この3つの成績は誤差のレベルですから、好きなものを選んでもらって構いません。

では、そのインデックスファンドについて紹介します。

オススメ度1位 eMAXIS Slim全世界株式オール・カントリー

世界全体の株式に投資をするなら、最もオススメなインデックスファンドがこちらです。

私自身ももちろん、これをメインの投資商品としています。

eMAXIS Slimシリーズの投資信託は、三菱UFJ国際投信の投資信託のうち、低コストを追求しているシリーズです。

これ1つで超低コストで世界全体の株へ投資ができるという、まさに理想の商品と言えるでしょう。

以下、簡単に特徴を記載しておきます。

【特徴】

全49ヵ国の世界の株式3,000銘柄に投資

各国市場の時価総額の85%を占める大型~中型株

・ベンチマーク指数『MSCI ACWI(オールカントリー・ワールド・インデックス)

・設立日:2018年10月31日

・手数料(信託報酬)年0.11% 隠れコスト込みでも手数料0.21%(超安い)

・純資産総額(2020/10/30)522億円

・SBI証券・楽天証券・・・ともに「つみたてNISA」で販売あり〇

【運用実績・主要資産の状況】

注意点が2つだけあります。

※1:この商品には、「eMAXIS Slimオールカントリー」と、「eMAXIS Slimオールカントリー除く日本)」という2つの商品があります。日本は世界2位のマーケットを持つので、あえて日本を外す必要はありません。(ちなみに、どちらを選んでも結果はほとんど変わりません)
※2:現在、SBI証券と楽天証券では、eMAXIS SlimオールカントリーはiDeCoで運用することができないので、iDeCoを考える場合は他の商品を選びましょう。(次で紹介します)

オススメ度2位 楽天VT(楽天・全世界株式インデックス・ファンド)

愛称:楽天・バンガード・ファンド

eMAXISと比べてほとんど差はありませんが、強いて言うなら以下の特徴があります。

  1. より広く分散している(=安全性が高い)
  2. 小型企業の株にも投資している(=安全性が低い)
  3. コストが若干高い(それでも超低いから大丈夫)

【特徴】

全49ヵ国の世界の株式8,000銘柄に投資

各国市場の小型株も含めほぼ100%の銘柄をカバー

・ベンチマーク指数『FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス

 ※FTSEはイギリスの投資会社 「ふってぃ」と読みます。

・設立日:2017年9月29日

・手数料(信託報酬)年0.21% 隠れコスト込み0.29%

・純資産総額(2020/8/28)498億円

・SBI証券・楽天証券・・・ともに「つみたてNISA」で販売あり〇

楽天VTは、ベンチマークであるFTSE指数への連動性がやや疑問であり、eMAXISと比べて手数料がちょっとだけ高めです。

トータルで比べると、僅差でeMAXISに軍配が上がります。

オススメ度3位 SBI・全世界株式インデックスファンド

愛称:SBI雪だるま

楽天VTと同じく、ベンチマーク『FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス』へ投資するインデックスファンドです。

楽天VTとほぼ同じと思ってもらってOKですが、こちらの方が資産額が低く、やや知名度が低め。

設定日:2017年12月6日

とはいっても、超格安で世界全体に投資できる、理想的なインデックスファンドの1つであることには間違いありません。

ぜひこの3つから選んでみてくださいね。

まとめ

本記事では、たった3ステップで具体的な商品名(インデックスファンド)が選べる方法を紹介しました。

たった3ステップで具体的な商品名(インデックスファンド)が選べる方法

  • ファンドの選びの3ステップ ①投資先の資産を選ぶ→②経済指数を選ぶ→③ファンドを選ぶ
  • STEP① 投資先の資産は、高リターンが狙える「外国株式」がオススメ
  • STEP② 経済指数は、全世界株式に連動する「MSCI ACWI」を選ぶべし!
  • STEP③ ファンド選びの6つのポイント
  • 1つみたてNISAの対象ファンドであること
  • 2運用手数料が0.3%以下であること
  • 3毎月分配型ではないこと
  • 4純資産総額が30億円以上あること
  • 5設定から3年は経過していること
  • 6知名度があり、情報がキャッチしやすいこと
  • オススメファンドは、「eMAXIS Slim全世界株式オール・カントリー」
  • 「楽天VT」「SBI雪だるま」も同じレベルでオススメ!

※本記事の情報は、2021年10月の情報です。今後はもっと良い商品が登場する可能性もありますが、現状ではほぼ最強と呼ばれるインデックスファンドの1つです。

この記事を参考にして、インデックス投資にぜひ挑戦してみてください。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いている人

中村俊也

家計改善&運用アドバイザー / 中村俊也(なかむらとしや)

金融商品の販売をしない中立の立場から、生活費の削減方法や、長期的な資産運用の方法を教えている。ラジオ番組のレギュラーや、メルマガでの情報発信、セミナーなどを行っている。

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