まだ「原稿用紙」と「起承転結」使ってるの?4つのライティングスキルを身につけよう

原稿用紙とペン

学校教育では未だに「原稿用紙」や「起承転結」を使っていますが・・・本当に現代に必要なライディングスキルなのでしょうか?この記事で解説します。

本記事の結論

  • 原稿用紙はオワコン
  • 起承転結は難しい
  • 文章の基本は「SDS法」または「PREP法
  • 4つのライティングスキルを身につけよう ①ビジネスライティング ②コピーライティング ③セールスライティング ④Webライティング

まだ原稿用紙使ってるの?

原稿用紙」はオワコンです。

学校教育では未だに使われていますし、大学入試などの作文や小論文でもよく使われます。

しかし、いざ社会に出るとまず使うことはありません。

それもそのはず。普通の文章なら「写真やイラスト」「図表やグラフ」、あるいは「太字」や「」、「数字」や「英語(English)」を入れて分かりやすく示すのが普通ですよね。

でも原稿用紙には写真を載せることも、色をつけることもできない。

数字やアルファベットを入れると、なんとも不格好で読みにくい。

極めつけは「見出し」がないこと!なぜ?文字だけが延々と続く文章などだれも読みたくないですよね?

どうしてこんな不便なものを未だに学校教育で教えているのか、ナゾでしかありません。

原稿用紙がなぜ生まれたか調べてみると・・・

原稿用紙の起源

明治時代に一般的になった

  • 正方形のマスが、漢文(漢字)を書くことに適している
  • 活版印刷技術が生まれた時代だったので、文字数が分かりやすい

いや、「漢文なんて書かねーし!」

「文字数とか、パソコンで一瞬で分かるし!」と言いたくなります。

それより・・・明治時代ってやばくないですか?

明治時代のやり方を、未だに学校教育で教えているんですね・・・。こりゃ社会に出てから文章で苦労するのも当然だ。

ということで、原稿用紙を辞めて、もっと現代に適した教育にアップデートして欲しいものです。

まだ起承転結使ってるの?

起承転結は、難易度の高い文章術です。

特に「転」がやばい!(笑)

話を「転じる」って難しくないですか?ビジネスシーンなどで、いきなり話が違う方に転じたら、「は?」ってなりますよね?

基本的に、文章は「分かりやすく伝えること」が大切。

話を「転じる」というテクニックは、小説だったり、ライティングスキルの高い人向けの高等テクニックでしょう。

小学生にいきなり教えるのはどうなんでしょう?それよりも、もっといい方法があります。

SDS法、またはPREP法が基本

起承転結よりも、オススメなのはこちら。

知っておくと役立つ超基本の文章スキル、「SDS法」と「PREP法」

SDS法とPREP法

SDS法  結論(Summary)→詳細(Details)→結論(Summary)

PREP法  結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論(Point)

両方とも、最初と最後に結論を述べており、その間に文章を肉付けしています。

日本人は最初に結論を伝えることが苦手だと言いますが、「最初に結論を伝えること」はとても大切です。

学校教育では、起承転結よりも、こちらを優先的に教えるべきだと断言できます。

現代人に必須のライティングスキル

現代人に必要なライティングスキルは次の4つです。

現代人に必須のライティングスキル

  1. ビジネスライティング
  2. コピーライティング
  3. セールスライティング
  4. Webライティング

①ビジネスライティング

①ビジネスライティング」は、論文・ビジネス書・メール・FAX、議事録、報告書・企画書など、ビジネスのあらゆる現場で必要となる文章術です。日本人は全員必須!

「分かりやすく・素早く・正確に」伝わることがなにより大切です。

SDS法やPREP法でまずは結論を述べること。ビジネス書なら宛名・日付・タイトル・記載者なども分かりやすく。

ビジネスメールでも、タイトルに「相談」「連絡」「報告」などをつけ、見た瞬間に相手に伝わる工夫ができると良いですね。

ビジネスメールの悪い例・良い例

× 件名:会議日程について

〇 件名:【ご相談】第11回〇〇チーム会議日程のご相談

②コピーライティング

②コピーライティング」はいわゆる「キャッチコピー」のことで、広告などに使われます。

文章というより、短い「フレーズ」を指します。

  • そうだ、京都、行こう @JR東海
  • はやい、やすい、うまい @吉野家
  • インテル、入ってる @インテル
  • お、ねだん以上 @ニトリ
  • まだ、ここにない出会い @リクルート

目的はとにかく印象に残すこと!

広告のための「ブランディング」のテクニックと言えるでしょう。

③セールスライティング

③セールスライティング」は名前の通り、セールス(営業・販売)のための文章。

コピーライティングと似ていますが、こちらは文章を指すことが多いです。

ホームページ・チラシ・DM・メルマガなどで用いられ、販売につなげることが何よりの目的です。

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④Webライティング

④Webスライティング」の正確な定義はありませんが、Web上で文章を書く技術のことです。

他のライティングと異なり、インターネット独特のポイントがあります。

1つ目は、ユーザーから見やすいこと。特に、PC・タブレット・スマホなど、端末によって見え方が変わるので、それぞれに対応する書き方をするのがポイントです。

2つ目は、検索エンジンから評価されやすいこと。グーグルの検索などで上位表示を狙うのであれば、グーグルで評価されやすいようにSEO(検索エンジン最適化)を考えて書くことが必要です。

あとは、ネット上ですから写真や動画を載せたり、リンクを張ったりといろいろな工夫ができます。

Webライティングの常識は日々変化しているので、書き手も学び続けないといけませんね。

まとめ

本記事では、原稿用紙や起承転結ではなく、現代にあったライティングスキルを身につけようとお話しました。

本記事の結論

  • 原稿用紙はオワコン
  • 起承転結は難しい
  • 文章の基本は「SDS法」または「PREP法
  • 4つのライティングスキルを身につけよう ①ビジネスライティング ②コピーライティング ③セールスライティング ④Webライティング